巣立ち後何週間も経っているのに、未だ餌を強請る雛。

勿論、親は無視して飛び去る。流石に雛も後を追う事は無いが、それにしても仲々自立し切れないのか、甘えているだけなのかは判らない。

口を大きく開けて餌を強請る山雀の雛。

餌場で親に出会すと雛の方が親を追い払い、親は案外素直に雛に譲っている。

それが雀や河原鶸でも同じである筈は無く、相手次第では脅されてスゴスゴと引き退る事も多い。

山雀のあの嘴と頑丈そうな脚なら、雀や河原鶸と闘えば簡単に勝負は着くと思うが意外に喧嘩は好まない様だ。

山雀の雛の正面顔の大写し。

 

左向きの山雀の雛の大写し。

少し前迄は綺麗だった羽毛だが、そろそろ産毛からの脱却期になりつつある様で、最近は少し小汚くなって来た。

右向きの山雀の雛の大写し。

 

左向きの山雀の雛の大写し。

この個体は眼瞼輪の上の羽毛が抜けて、皮膚が露出している。

で他のはと写して見ると、他のも同じ様に眼瞼輪の上から抜けて皮膚が露出している。

と同時に早速次の羽毛が生えて来ていて、所謂トヤ(換毛期)状態である。

拡大して見ると結構見窄らしいが、それだけ確り生き延びて来た証でもあろう。

今も確り3羽で行動を共にし、時には諍いも起こしてはいるが結構仲良く水浴びしたりもしている。

左向きの山雀の雛の大写し。

眼瞼輪の上の羽毛が抜けていて、皮膚が剥き出しの上に頭の上から羽毛が被さっているから、鬘を被っている様に見えて滑稽な姿だ。

左向きの山雀の雛の大写し。

彼等が良く餌を隠しに来る場所で苔を手入れする為に、脚立と鋏とピンセットを用意していたら其処へ来出したのでブラインドを設置したら、直ぐに来た。

で彼等の瞳には、脚立と鋏とピンセットが写っている。

眼瞼輪の上が禿げた山雀の雛の大写し。

この個体は後頭部も禿げている。

梅雨が開ける頃には綺麗に生え揃って一人前の山雀に見える事だろう。

 

一方、親達は惨めな位見窄らしくなっているのも多い。

勿論、個体差があり然程窶れていないのも居る。

そういう個体は確り子育てしていない訳でもなかろうが、それにしても見掛けには随分差があるものだ。

窶れた山雀の親。

 

窶れた山雀の親の大写し。

 

窶れた山雀の親の大写し。

雛が巣立つ前の雀の片親が亡くなり、残った親が大奮闘していたので栄養補給にミルワームを遣った。

一度に何匹ものミルワームを咥えて雛の待つ巣へ戻り、直ぐ又餌を採りに来て・・・を日に何度も繰り返していた。

子育て中の山雀もそれを見ていた筈なのに、彼等はミルワームには見向きもしなかった。

育雛中は大抵の鳥が昆虫を主に与えるものと思っていたが、我が家の庭で観察している限りに於いてはそうでも無さそうだった。

窶れて、見窄らしい山雀。

流石に子育て中は貯食はしない。

尾羽も抜けたのか、何とも窶れたものだ。

にも関わらず意外に直ぐ又産卵し、育雛に奔走するのは本能の為せる技としか言い様が無かろう。

 

同じ様に子育て中なのに窶れていない個体は余程餌採りが上手なのだろうか?

右向きの山雀の大写し。

 

左向きの山雀の大写し。

中には8月の暑い盛りもセッセと餌運びしているのが居る。

何もそんな時期に子育てしなくてもと思うが、彼等は人間程には暑さが苦にならないのだろうか?

 

何にしても我が家の庭で子育てして、可愛い雛の姿を見せて呉れるのだから有難い事である。

只、コロナ禍とは関係ないとは思うが、コロナ禍前には河原鶸も四十雀も鵯もブラインドさえ設置すれば割と簡単に撮影出来たが、コロナ禍以降は兎に角近くに来なくなってしまった。

更に言えば、コロナ禍以降我が家の庭を訪れる野鳥は種類も数も大幅に減ってしまい至極残念だ。

癌にさえなっていなければ色々な処へ撮影に出掛けられただろうにと、地団駄踏んだところで今更どうにもなる訳も無し、来たのを写すしか無い現状を受け入れるのみ!!!