日本で一番小さい啄木鳥で、雌の方が少し大きい。
黒っぽい灰褐色と白の斑ら模様で、雄の後頭部には赤斑があるが殆ど見えない。
なので雌雄の判別は容易では無い。
前後2本ずつの趾で器用に木を登り降りする姿は、雑木林や都市公園等何処でも普通に見られる。
嘴で木を連続して叩くドラミングは、他の大きい赤啄木鳥や緑啄木鳥に比べると小さく短い。
南方に住むのは黒っぽくて、北に行く程白っぽいが、陽焼けの所為では無い。
小啄木鳥を飼う人は殆ど居ないと思うが、私は飼った事がある。
他の和鳥と同じ様に擂り餌を与えたら、食べ方は特に変わった訳ではなかった。
擂り餌とは、乾燥させた魚粉と米糠を鳥に応じた濃度で混ぜ合わせた物を、大根か小松菜を擂り潰した物に水を少し混ぜたのと合わせて練った物である。
冬は指が冷たくなるし、夏は腐り易いので日に2度遣らなければならないのでかなり厄介だった。
普通、籠飼いの鳥は一生この餌だけであり、鳥に依っては水は与えないが擂り餌自体かなり水分を含んでいるので問題はなさそうだ。
囀る季節になれば生きたエビズル(葡萄透翅の幼虫)を与えるが、囀らない小啄木鳥には遣らなかった。
普通、籠の中では2本の止まり木の間を行ったり来たりの繰り返しだが、小啄木鳥は天井にぶら下がっている事が多かった。
今、思うと可哀想な事をしたものだ。
水平に止まる事もある。
後頭部にほんの少し赤斑が見える。
懸命に木を叩いて餌を探す。
我が家の庭にも良く来て、大抵は木を上下して餌を探している。
偶にドラミングが聴こえる時もあるが、音は小さいし、長くは続かない。
葉陰だと雀と見間違う色合いで、実際見間違っている事もあるだろう。





