大抵の野鳥は巣立った直後が一番危険なのだろう。
周りは敵だらけなのに未だ独りでは餌も採れないし、そもそも真面に翔ぶ事すら侭ならないのだから危険極まりない。
当然、この頃に命を落とすのが最も多い筈だ。
親が餌の調達に行っている間、大人しく待っている雛。
餌が順調に採れるとは限らないので、待つ時間も長くなる時がある。
待たされる時間が長くなると草陰から出るのも居る。
こういう時が最も危険だが雛にその自覚があるかどうか。
尾羽の抜けたのが居た。
籠で飼っていると珍しく無いが、野生では何かに捕まりかけて抜けたのかな?
それとも雛同士の喧嘩かな。
親が苦労して確保した餌も雛は一口で飲み込む。
やがて親から餌を貰えなくなると、雛は雛同士で餌を漁る様になる。
必ず鈍いのが居るもので、沢山食べるのとそうでないのがハッキリしている。
当然、それが発育に影響を与えるだろう。
鈍いのは兄弟姉妹の餌を横盗りしようとするのも居る。
餌にばかり気を取られていたら自分が餌になりかねない。
確り上空を警戒しなければならない事は、教わらなくても先天的に身に付いているのだろう。
脚元を良く見れば何か変だ。
左脚が折れている。
片脚では立てそうに無い位の重傷だ。
当然餌の確保も侭ならない筈だが、既に親から餌を貰える期間は過ぎているから自分で調達しなければならないが、これでは無理だろう。
普通に生活していてここ迄グシャグシャに折れる事は無いだろうから、猫か鼬にでも遣られたのだろうか?
兎に角、仲々餌を採れていない風だった。
こんな写真は撮りたく無いが、記録の為に撮った。
この日が最後で、翌日からは見掛けなくなった。










