普通、野鳥を近くで観ると言ってもせいぜい5m位だろう。
野生の鳥には仲々それ以上近付けるものではない。
目白の場合、梅や桜に群がる時は3m位迄なら近寄れる事はあっても普段は無理だ。
その距離で見る限りに於いては目白は可愛い野鳥だ。
しかし本当に目白は可愛い野鳥だろうか?
指の先位の目白の顔を50cm以内で観た事のある人がどれ程いるだろう。
ダラダラと書いたが、結論は目白は決して可愛い顔をした小鳥では無いと言いたいのだ。
普通の鳥なら目が合えば逸らすが、目白は睨み返して来る。
トヤ(換羽)と相俟って余計怖く見える。
怖い顔ではないが、餌になる昆虫を真剣な眼差しで追っている。
勿論、この後直ぐに捕らえた。
巣立ち後一ト月位、この偉そうな格好。
水場でも決して退けをとる事はない。
他の鳥を追い払ってでも我先に水浴びする。
鵯や白腹を体当たりして追い払ったのを見た事がある。
迫力に気圧されて何倍もの大きさの鳥が餌を譲ったのには驚きしかなかった。
表情が怖いだけでなく、実際に行動が伴う。
勿論、鷂や鴉に歯向かう事は無いにしても、普通の小鳥なら大きくても何とも思って無さそうに平気で向かって行く。
声で脅かす事も多い。
ブラインドに籠って撮影中に目が合った時、羽毛を逆立て体を大きく見せて威嚇して来た。
餌を食べている処へ来た山雀を、凄い目力で威嚇する。
目白の雄同士の喧嘩は凄まじく、空中で取っ組みあった侭地面に堕ちても離れずに嘴で突っ突き合っている。
近寄って離して遣った事も二、三度。
その侭にしておいたら片方が死にそうに思えた。
事程左様に目白は喧嘩っ早く、しかも手を抜かないので見ている分には面白いがクワバラ、クワバラ・・・











