野鳥の肖像写真の一番目に何が相応しいだろうかと考えたが、雀を置いて他には無いだろう。

雀の正面の大写し

我々日本人に一番身近な野鳥が雀だと言う事に異論は無かろう。

ところが今、その雀に大きな異変が起きているらしい。

強烈な顔の雀の大写し

ここ何十年かで、雀は地球規模で大幅に生息数を減らしているという記事を見た。

言われてみれば、嘗て普通に見ていた雀の大群を見たのは何時の事だろうか?

何処を歩いても普通に見掛けはするけれど、最近は大群を見た記憶が無い。

そこで我が家も雀の増殖に少しでも協力しようと考えた。

家は建てて仕舞った後なので、今更雀口を開けて遣るのも大変だし一番良いのは結局のところ餌だろう。

と言うことで庭に玄米茶の出涸らしやパン屑を撒いて遣る事にした。

嘴に雑穀の殻を付けた雀の顔の大写し

以後約15年、庭で見掛ける雀の数は確実に増えている。

目の下に大きなダニを付けた雀の大写し

 

その後野鳥を撮り始め、最近は顔を大きく肖像写真風に写すのをメインにし出した。

で雀だが、世間では可愛い鳥だと思われているフシがあるが本当にそうだろうか?

顔を大きく写し出してから特に思う事は、雀は巣立った直後は兎も角以後は少しも可愛くは無いと言える。

比較的可愛い顔の雛雀

殆どの個体が傲慢そうで強かな顔立ちになって行くのには、それだけの理由があるのだろう。

何しろ彼等の平均寿命は1年と少しらしい。

餌を食べながらも上空の天敵を警戒する雀

言う迄も無く巣立って直ぐの頃に亡くなる個体が多いのが多分に影響しているのは判るが、それにしても短命だ。

そんな状況だから、巣立って直ぐの親に餌を貰える内は兎も角、独り立ちしたら全て自分で賄わなければならないのだから悠長な事は遣ってられない。

パン屑を頬張る雀の大写し

餌だって大人しくしていれば他のに盗られてしまうのだから、相手を押し除けてでも食べなければ冬を越す事すら儘ならない。

その結果こういう強烈な顔立ちになったのだと思うと理解し易い。

怖い様な顔の雀の大写し

今迄写した内で一番強烈な顔の個体。

性格も群を抜いて強そうで、他の個体とは一線を画していた。