【映画館】フュリオサ ☆☆☆☆

2015年に公開された「マッドマックス:怒りのデスロード」の続編。アニャ・テイラー=ジョイ主演。

 

 世界崩壊から45年。

 幼いフュリオサは人知れず平和を保っていた集落からバイカー軍団にさらわれ、軍団を支配するディメンタスに囚われてしまう。

 さらには一帯を支配するイモータン・ジョーと交渉のため引き渡されるが、監視の手を逃れたくましく生きていく。

 

 前作から9年。「~怒りのデスロード」にてシャーリーズ・セロンが演じていた同名のキャラクターの若き日を描いた前日談。

 主人公のフュリオサ役を今回はアニャ・テイラー=ジョイが演じているのと、イモータン・ジョー役の俳優さんが亡くなったので代わっているほかは続投。

 本国での興行成績がいまひとつというネットの評判も聞きますが、あるyoutuberの批評によれば「前作とは”違う”のを前もって知っておいた方がいい」というようなことを言っていました。

 

 前作が「剛速球のストレート」なら本作は同じピッチャーの投球でも「変化球」といった感じ。

 ヒュリオサの過酷な人生を生き抜いてきた物語を主軸に、マッドマックス世界の戦国時代的な歴史ものとしても描かれているため、前作のようなシンプルで強烈な印象はやや薄れ気味。でももちろん見ごたえのある映像はてんこ盛りだし、映画として148分もあるのに飽きるということはありません。

 

 今回IMAXとかではなく普通の字幕2Dで観たんですが、まぁ今回はそれでも十分かなとは思いましたが。

 とはいえ、家で観るよりもちろん映画館の大スクリーンで観るべき映画なので劇場公開しているうちに観賞するのがオススメ。