【映画館】不死身ラヴァーズ ☆☆☆

「くれなずめ」「ちょっと思い出しただけ」の松居大悟監督による同名コミックの実写映画化作品。主演は見上愛。

 

 長谷部りのは、幼い頃に”運命の相手”甲野じゅんに出逢い、忘れられないでいた。

 中学生になったりのは、遂にじゅんと再会する。後輩で陸上選手の彼に「好き」と想いをぶつけ続け、やっと両思いになった。でも、その瞬間、彼は消えてしまった。まるでこの世の中に存在しなかったように、誰もじゅんのことを覚えていないという。

だけど、高校の軽音楽部の先輩として、車椅子に乗った男性として、バイト先の店主として、甲野じゅんは別人になって何度も彼女の前に現れた。その度に、りのは恋に落ち、全力で想いを伝えていく。

 どこまでもまっすぐなりのの「好き」が起こす奇跡の結末とは――。 ※公式サイトから抜粋

 

 えっ!小松菜奈じゃないの!?

 

 ずっと主人公の長谷部りのは小松菜奈だと思って観ていた…。エンドロールを観て初めて見上愛という別の女優さんだと気づいた。見た目も声の感じも同じじゃん。

 というのはさておき、

思いが伝わると消えてしまう(比喩ではなく文字通り目の前で消失してしまう)”運命の相手”が主人公の人生のたびたび現れるというミステリー仕掛けとなっているラブストーリー。

 ただ勘のいいひとならラストのオチについては予想がつくかなぁとは思います。本作のメインはそこではなく主人公の愛の揺れ動きや成長なので、そこはまぁいいのかなと言う感じ。

 しかしラストに関してはけっきょくどうなったのかについてちょっと描写が微妙かなと思ってしまった。もうちょっとわかりやすいオチだったらよかったのに。ふわっとしすぎ。

 

 ということで

 「恋に暴走する若い女の子」というジャンルがあるのかどうかは知りませんがそういう映画でした。初々しくてほろ苦い楽しい映画でした。清涼感のある青春恋愛映画が見たい人にはオススメ。