【amazonprime】西成ゴローの四億円/死闘編 ☆☆☆☆

大阪の下町西成を舞台にしたバイオレンスアクション映画の二部作。アマプラで見放題配信開始。

 

 大阪西成の日雇い労働者ゴローは過去の記憶をなくしているがなぜか腕っぷしの強い男。

 ある日ゴローは自分が政府の諜報組織ヒューミントのNo1エージェントで、作戦中護衛中の一家を惨殺し投獄されていたことを思い出す。

 覚えのない殺人の罪を背負って生きるゴローだが、疎遠となった娘が病気のため心臓移植に4億円が必要と知り、なりふり構わず裏稼業の世界に舞い戻ることになるのだった・・・

 

 去年「ある用務員」を見てけっこよかったのですが、今回も低予算バイオレンスアクションでけっこういい出来。

 「ある用務員」は東京ノリのアクション映画で、「西成ゴロー」は大阪ノリのアクションでどちらもいい味が出ていてオススメ。あと出てくる女性はみんな美人。

 主人公のゴロー役の上西雄大は監督、脚本も手掛けていて、自分で作ったキャラクターを演じているということを考えるとカッコよく描きすぎだろとは思いますがまぁそれはご愛敬。

 前編も後編も基本話が変わるわけでもなく強いて言えばスケールがどんどんでかくなっていくんですが(裏世界のフィクサーとか出てくる)、あんまりストーリー的にはスケールアップするわけでもなく良くも悪くも”ヤンキーの喧嘩的”な世界観。ただこれは別に悪いってわけではないと思います。「ジョン・ウィック」だって”世界には殺し屋しかいない”みたいな世界観だし。

 

 ということで、

 キャラクターも面白いし出ている俳優もけっこうすごい人ばかりが出ているのは監督の人脈なんでしょうが、これからもアクション映画作っていてほしいですね~。おそらく人気が出ると思うので次作にも期待。