【U-NEXT】アクアマン 失われた王国 ☆☆☆

DCエクステンデッド・ユニバース最終作にして『アクアマン』単独作品の2作目がU-NEXTに登場。

 

 アクアマンはアトランティスの王となり、メラとの間に子供も設け忙しい日々を過ごしていた。

 一方前作でアクアマンに敗北したブラックマンタだが、南極の地下で謎の”黒い矛”を手にする。”黒い矛”はかつて幽閉された邪王のもので、邪王はブラックマンタに憑りつきアクアマンの命を狙う。

 

 今回もジェイソン・モモア主演のアクアマン映画。ジェイムズ・ワン監督続投で相変わらずテンポが良くて爽快感のある映画となっています。

 そもそもアトランティスは地上の人間には知られていないという設定なので、今回地上の人間関係ねぇという感じの物語です。

 ほとんど水中の話だし飽きてくるかと思いきや、今回は前作の敵であったアクアマンの弟オームとのバディものみたいになっているのもいいアイデアって思います。ヤンキーな兄貴とクソ真面目な弟コンビというのはスーパーヒーローものでは以外となかったという感じで、小ネタにもされていますがマイティ・ソーとロキにも似てはいるんですががっつりバディなのが違っていい感じでした。

 またここんとこ元夫のジョニー・デップとの関係の泥沼化でばっさり排除されるかと思いましたがちゃんと出番があってよかった。またドルフ・ラングレン(メラの父親の王)、マーティン・ショート(海底版ジャバ・ザ・ハット)など脇をベテラン俳優が固めているのも安心な作り。

 

 ということで、

 だんだん込み入りつつあるスーパーヒーロー映画の中で、最終作ということもありジャスティス・リーグなどの伏線関係シーンがまったくないのもよかった。前作だけ見ておけばひとまずストーリーは単独で楽しめるのは最近ない映画なので見ていて十分楽しめる映画でした。強いて言うなら海の映画なんだから夏にやれよ!って気はします。