【Netflix】きさらぎ駅 ☆☆☆

2ちゃんねる発で有名となったネット都市伝説「きさらぎ駅」を「真鮫島事件」の永江二朗が監督する。

 

 2004年、正体不明の実在しない駅「きさらぎ駅」に迷い込み不思議な体験をした後7年後に生還した女性・葉山純子(佐藤江梨子)。大学生の堤は民俗学の卒論のため彼女に取材を行う。

 堤は話を聞くうち、ある仮説にたどりつくのだが…

 

 単なる安っぽいホラー映画かと思っていたら、ちょっとひねっていてそこは楽しめました。

 本作は2部構成になっていて、前半は皆さんおなじみの「きさらず駅」のエピソードを一人称視点で再現映像化。

 後半は取材をした主人公・堤自らがきさらぎ駅に迷い込んでしまう、という展開になっています。

 

 元ネタとの大きな違いは2ちゃんねるによる実況書き込みという要素がなくなっていますが、それはまぁ別にいいか、という感じなので大丈夫。当時はともかく2ちゃんねるが廃れた現在主人公が逃げながらケータイで2ちゃんに書き込み続けるという描写も違和感あるし。

 あとは1人で逃げていたのが、電車内にいた人と一緒に逃げる構成になっているとか、いろいろあります。

 

 ネタバレになるので書きませんが後半に至る展開についてはなるほどなって思いました。そのため後半観客の予想外の展開になっていくので、それだけでもこの脚本はよくできているって思います。ただネタ元をアレンジして映像化しただけじゃないって思います。ただホラー映画としてはそこまで怖いってわけでもないので脚本はまぁまぁいいのですが、演出がもうちょっと頑張ってほしかったなぁと思いますね。

 

 ちなみに、

 私の住む札幌市ではなぜか上映館がなく、しかたなく隣町の江別の映画館に行かなくてはならなくなりました。なぜだ。