3日の金曜ロードショーで地上波初放送!と思ったら同時にNetflixでも配信開始していた。

ならCM入ってないNetflixで見るわ~というわけで久しぶりに見ましたよ。

 

【地上波/Netflix】ファブル 殺さない殺し屋 ☆☆☆☆ 

 

 岡田准一主演のアクションコメディ映画「ファブル」の第2作。

 かなり面白かったのでオススメ!と先に書いちゃうくらいひさしぶりに好きな作品でした。

 

 伝説の殺し屋だがボスの命令で大阪にて身を隠すことになり、相棒の洋子と二人で”普通の人”として生活するもイザコザに巻き込まれて殺し屋スキルを発揮することになる(けど殺しはしないというルールのため非殺で敵を倒す)。というのが基本設定。

 

 そもそも岡田准一が好きだということもあるし、ほかのキャストも魅力的。またギャグが随所に織り込まれますがそれもけっこうツボにはまるということもあり(福田雄一作品ではまったく笑えないのに不思議)、そもそも観る前から好意的に観たってのはあります。

 それを差し引いても本作は良かった。

 

 前作ではさらわれたヒロインを救うため敵の待つ工場跡?に一人で向かうみたいな展開だったので、ある意味オーソドックスなエンタメで行っていたんですが、今回はファブルの格闘映画としての柱に加えて今回のヒロインである平手友梨奈(元櫻坂の人)の人生についての話がもう一つの柱となっているため、単純な格闘アクション映画としてだけではなくちゃんとヒューマンドラマとしてもうまくできているんじゃないかって思いましたね。

 ファブルとの出会いがヒロインの人生を最終的には救うという展開は、ただ単に悪党を倒してハッピーエンドじゃない”良さ”を出しています。

 

 キャストもよかったですね。

 岡田准一の格闘アクションは相変わらずいいですが、先ほど結婚されたらしい山本美月もあいかわらずお美しい。今回のヒロイン平手友梨奈はアイドルの頃はまったく興味がなかったですが女優さんとしてはけっこう注目かもしれないなって思います。上記しましたが佐藤二朗の演技は福田作品ではやりすぎと思って覚めてみているんですが、本作ではちょうどいい湯加減で好きです。ファブルの書いてきた絵がツボにはまるっていうシーンは珍しく映画見ながら私も笑いました。

 相棒の洋子役木村文乃も今回は「ただのファブルの助手じゃねぇぞ」って見せ場があってよかった。

 あと堤真一ですね。「SP」の時はバリバリの格闘派でしたが、今回は狡猾ではあるがおそらく格闘などはできないって役だと思うので、自ら直接ファブルとはやり合わないというのを巧く演じているって思います(演技というか演出ですが)。

 
 ということで、

 個人的には今年観た映画の中ではかなり満足した作品でした。もう一回くらい映画館で見ようかなと思います。