【U-NEXT】クライム・ゲーム ☆☆☆☆
ドン・チードル、ベニシオ・デル・トロほかクセ者俳優競演のクライムムービー。
50年代のデトロイト。
主人公のゴインズ(ドン・チードル)は出所したばかりで、新天地での再スタートを願っているが先立つものがない。
そこで「ある会計士を脅し、会計事務所からある書類を盗んでこさせる」という”簡単な仕事”の依頼を受ける。
その仕事はゴインズだけでなく、ルッソ(ベニシオ・デル・トロ)、チャーリー(キーラン・カルキン)の3人で行うことになっていた。しかし順調に進むかと思われた仕事だったがチャーリーの暴走を止めるため二人がチャーリーを殺害したあたりから雲行きが怪しくなっていく・・・
監督は「オーシャンズ」シリーズのソダーバーグ。
ドン・チードル、ベニシオ・デル・トロのほか、ブレンダン・フレイザー、レイ・リオッタ、マット・デイモンなども出演。
先日、レイ・リオッタが映画撮影中に亡くなったとのニュースが入ってきましたね。自殺などではないようですが67歳なのでまだ若い。「ハンニバル」で脳みそ食べさせられたりと悪党ながらさんざんな目に遭いがちな人で好きな俳優でした。遺作はその撮影中の作品ですが、いまのところレイ・リオッタが最後に出演していた作品が本作です。ということで追悼。
映画は古き良き犯罪映画といった感じで、ストーリーも小悪党の主人公が”軽い仕事”と思って受けた仕事がこじれて次第に複雑に面倒になっていくという流れ。
セオリーに基づき、登場人物はお互いに騙し合い、罠に掛けあい自分は周りより一枚上手だと過信する。お互いの腹の探り合いがこの手の映画のキモですね。
ドン・チードル主演って珍しいですが、デル・トロやレイ・リオッタも好きだし、楽しく見られました。惜しいのは時間が2時間近くあるところでしょうかね。この手の映画は90分程度でさらっと見終わりたい。
というわけで、
今回もレイ・リオッタはちんけな悪党といった感じでよかった。もう新作映画で見られないのはとても残念ですね。映画はオススメ。