2006年。ScreenGems. "WHEN A STRANGER CALLS".
サイモン・ウェスト監督。
カミーラ・ベル、その他出演。
 1979年に公開されたスリラー映画の名作、『夕暮れにベルが鳴る』(見たことがない)のリメイク作品。
意外と面白かった『コン・エアー』の監督で、製作会社が期待の『ホステル2』と同じところで、脚本にはオリジナル版のスタッフも参加している、というので、面白いのかと思ったら、
 オープニングが、夜の遊園地の怪しげな風景に不気味な旋律の音楽が流れ、『ファイナル・デッドコースター』 を連想して期待が高まったが、これはホラー映画ではなく、サスペンス・スリラー映画だということを、その場面でうっかり忘れ去ってしまった。
 当然悪魔もモンスターも出てこないし、死体はわずかに2度ほど一瞬映るだけで、それも眠っているようにさえ見える上品な死体だった。
 1979年当時と現在とでは、通信手段としての電話のテクノロジーも大きく変化しているので、そのあたりの新しい解釈が見られるのかとも思ったが、オリジナル版の脚本家が参加していることもあり、おそらくある程度忠実にリメイクされているのだろう。
 そのせいか、ぜんぜん怖くないスリラー映画になっている。携帯電話の特性を生かして、もっと怖ろしい作品にすることもできたような気がする。
 主演のカミーラ・ベル(ほとんどこの女優ただひとりしか出てこない)の熱演もあり、そこそこに面白い作品にはなっていた。
 犯人の声役でランス・ヘンリクセンが出演。
オフィシャル・サイト(US)
  IMDb
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 舞台となる郊外の湖畔にたつ高級住宅には、スリラー映画にふさわしいガードの甘さが目立ち、緊張感を高めていた。独特のたたずまいも雰囲気があってよかったのだが。
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 父と二人暮らしのジル(カミーラ・ベル)は、友人からのパーティーへの誘いを断って、ベビーシッターのアルバイトを始める。しっかり者のキャラクターだが、プラダ・ガールに選ばれただけあってスタイルがよく、ちょっとモデルっぽい歩き方をする。173センチ。ブラジル人の母とアメリカ人の父とのハーフ。ボランティア活動に熱心で生真面目なこの映画のキャラクターとそっくりな人物らしい。
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 浮気していることがわかって別れた元カレのボビー(ブライアン・ジェラティ)。後半ストーリーにからんでくるのかとも思われたが、結局ほったらかしにされた。高校生の役ながら、すでに32歳らしい。『ボビー』、『守護神』、『ジャーヘッド』等に出演。
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 ボビーが浮気した相手のティファニー(ケイティ・キャシディ)が、なぜかジルをわざわざ訪問してきて、嫌味を言った後で、殺されているのが発見される。ちょっと不自然すぎる展開だったが、サスペンスを盛り上げる役には立った。170センチ。デヴィッド・キャシディの娘。
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 カミーラ・ベルひとりだけのシーンがほとんどなので、観客へのサービスも兼ねて薄着で健闘していたが、あんまり魅力的でもなかった。まだ20歳ながら、芸能界でのキャリアはすでに15年近くになっている。
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 ほとんど出番がなかった子どもたちを守るために姿の見えない犯人と闘うジル。たれ目がチャーム・ポイントだろうか。ラストは、サイコ・ホラーっぽい救いのない絶望的な終わり方をする。
 ダリオ・アルジェントやブライアン・デ・パルマなどに影響を受けたように見える演出がちょこちょこ出てくる。
ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
ストレンジャー・コール
James Dooley, James Dooley, Timothy Davies, Northwest Sinfonia, Prague National Orchestra
When a Stranger Calls [Original motion Picture Soundtrack]
 
東映
夕暮れにベルが鳴る