ディープ・ブルー | にゃ~・しねま・ぱらだいす

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ドコにもダレにも媚を売らずに、劇場・DVDなどで鑑賞した映画の勝手な私評を。

東北新社
ディープ・ブルー スペシャル・エディション

【監督】アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット
【オフィシャル・サイト】http://www.deep-blue.jp/


昨年の夏一部の劇場のみでの公開のはずが、

口コミであれよあれよと予想外の大ヒット。
今年発売されたDVDはアチコチで品切れという快現象。
こんなに話題になるとは正直思いませんでした。
公開当時は余裕で座れたし。

制作7年ロケ地200ヶ所を数えた海と海に生きる生物たちを

追い続けた海洋ドキュメント。そこには種も仕掛けもお約束も仕込みもない、

紛れもなく『ホンモノ』の映像ばかり。
生物学的にも貴重な資料が多々収められている(らしい)。
少なくてもNHKや「わくわく動物ランド」などでは見たこともない脅威の映像ばかり。


何よりも興味があったのが、その撮影の裏舞台。
特撮やCGでない偶然の産物に大きく依存した大自然の大海原相手の作業。
地球のあらゆる場所をロケ地とした広大な世界観。
画面一杯青色で染められた裏側の色を知りたいと思った。

残念ながら期待した特典は、インタビュー中心の構成で
その核心に迫るまではいかなかったが、
スタッフの並外れた努力と苦労は垣間見ることができた。
思い直せば、現場の切羽詰った状況を考えれば、
メイキングなどに気を廻している余裕はあるまい。

DVDでクリアな澄み切った青色を堪能するのも良いが、やはりこの映像は大画面で。
未見の方はこのスケールと迫力を機会があれば是非。

疲れきった時のBGVとしても最適。現代人の癒しの1本として、強く推薦。



【評価】
★★★★★