【原題】Tim Burton's Corpse Bride
【監督】ティム・バートン、マイク・ジョンソン
【主演】ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター
【オフィシャル・サイト】http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
舞台は19世紀ヨーロッパの片田舎。
貧乏な没落貴族の娘ビクトリアと成金な缶詰会社の息子ビクターの結婚式前日。
お互いに名前と実を欲しがる両家の思惑で、当の本人達は
貧乏な没落貴族の娘ビクトリアと成金な缶詰会社の息子ビクターの結婚式前日。
お互いに名前と実を欲しがる両家の思惑で、当の本人達は
一度も面識がないままで晴れの日を迎えようとしていました。
しかし、リハーサル前のわずかな時間で2人は心を通わせ、
しかし、リハーサル前のわずかな時間で2人は心を通わせ、
それまでの不安はドコへやら。2人は結婚の決意を新たにしたのでした。
しかししかし。肝心のリハーサルは滅茶苦茶。
小心者のビクターは誓いの言葉が暗唱できません。
怒った神父さんは『覚えるまで延期』をビクターに命じたのでした。
森の奥深くで練習を繰り返すビクター。
木の枝に指輪をそっと差し入れやっと言えた、と思ったその時に、
土の中から花嫁が出現。結婚を受諾してしまったのです。
木の枝と思ったものは、地面に突き出した彼女の指だったのです!(しかも骨剥き出し)
あわれ、ビクターは死者の世界の囚われの身に。
しかし、そこは地上よりも明るく楽しい世界でした。
死体の花嫁の愛らしさと地上で待つ花嫁のひたむきさの間で揺れ始めるビクター。
その時、地上ではビクトリアの新しい花婿が用意されているのでした…。
最近のティム・バートン&ジョニー・デップマニア(あえてマニアと呼ぶ)はシアワセです。
『チャーリーとチョコレート工場』の衝撃(あえて衝撃と呼ぶ)も覚めないうちに、
コラボレーション作品が見られるのですから。あ、この作品についてもそのうち書かなきゃ。
名作『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に続くパペット・アニメーション作。
『死者の世界と生者の世界』をコミカルにブラックを交えて描き分けるには最高の手法。
ティム・バートンらしさが存分に発揮された細やかなアイデアが生き生きと描かれています。
片手・片足が骨剥き出しなのに、何故か美しく見えてくる(死体の)花嫁。
だらしなく頼りがないのに、男らしく見えてくる花婿。
それほど美形ではないのに、ひたむきさが愛らしく見えてくる(地上の)花嫁。
マーチャンダイジングでまた莫大なカネを生み出しそうなコミカルなキャラクター。
しかししかし。肝心のリハーサルは滅茶苦茶。
小心者のビクターは誓いの言葉が暗唱できません。
怒った神父さんは『覚えるまで延期』をビクターに命じたのでした。
森の奥深くで練習を繰り返すビクター。
木の枝に指輪をそっと差し入れやっと言えた、と思ったその時に、
土の中から花嫁が出現。結婚を受諾してしまったのです。
木の枝と思ったものは、地面に突き出した彼女の指だったのです!(しかも骨剥き出し)
あわれ、ビクターは死者の世界の囚われの身に。
しかし、そこは地上よりも明るく楽しい世界でした。
死体の花嫁の愛らしさと地上で待つ花嫁のひたむきさの間で揺れ始めるビクター。
その時、地上ではビクトリアの新しい花婿が用意されているのでした…。
最近のティム・バートン&ジョニー・デップマニア(あえてマニアと呼ぶ)はシアワセです。
『チャーリーとチョコレート工場』の衝撃(あえて衝撃と呼ぶ)も覚めないうちに、
コラボレーション作品が見られるのですから。あ、この作品についてもそのうち書かなきゃ。
名作『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に続くパペット・アニメーション作。
『死者の世界と生者の世界』をコミカルにブラックを交えて描き分けるには最高の手法。
ティム・バートンらしさが存分に発揮された細やかなアイデアが生き生きと描かれています。
片手・片足が骨剥き出しなのに、何故か美しく見えてくる(死体の)花嫁。
だらしなく頼りがないのに、男らしく見えてくる花婿。
それほど美形ではないのに、ひたむきさが愛らしく見えてくる(地上の)花嫁。
マーチャンダイジングでまた莫大なカネを生み出しそうなコミカルなキャラクター。
生者の世界の暗と死者の世界の明を対比してみせる美術。
そして、人間の芝居よりも人間らしく見えてくる、よく練られたストーリー。
どれをとっても一級品の職人のお仕事。拍手。
上っ面のセンスやソコ浅い映像美を売り物にする映画の参考書ですな、コレは。
…何となく、思わずこんな柔らかな文体にしたくなるような、上質な作品でした。
そして、人間の芝居よりも人間らしく見えてくる、よく練られたストーリー。
どれをとっても一級品の職人のお仕事。拍手。
上っ面のセンスやソコ浅い映像美を売り物にする映画の参考書ですな、コレは。
…何となく、思わずこんな柔らかな文体にしたくなるような、上質な作品でした。
【評価】★★★★★