ファンタスティック・フォー

【監督】ティム・ストーリー
【主演】ヨアン・グリフィス、ジェシカ・アルバ

【オフィシャルサイト】http://www.foxjapan.com/movies/f4/

『スパイダーマン』『X-MEN』のスタン・リー原作アメコミを映画化。
ハリウッドお得意の『ネタがない時のアメコミ頼み』の1本。
まぁ、これは最近の邦画やTVドラマの傾向でもあるので、
その安直さを非難することもできないかもしれないけれども。
最近のプロデューサーとか名前だけでメシ食ってるような連中は、
クリエイティブに対する思い入れとかプライドがないのかね、しかし。

ノッケから辛口なのは理由があるワケで、この手の映画が非常に苦手。
ストーリーもプロットもどうでもよく、鑑賞後の感慨も感想も何も残らず、
ポップコーンとコーラだけが消費される、無意味な時間を過ごすのが。
自分でカネを出すなら、100円でも見ません。1800円なんて冗談でしょ。

でも映画好きを自称する方には、この手の映画が大好きな方も多い筈。
『この前見たスパイダーマンは最高に面白かったわ！』とか
『今まで見た最高の映画はタイタニックですよ！』とか。
スパイダーマンもタイタニックも悪くないけど他の映画との比較もして下さいよ。
レンタルビデオで構わないから、黒澤作品やキューブリックでも摘んで見て下さいよ。
それで最高ならアタマ下げますから。
でもお付き合いはできませんね、とかそんな感じでしょうか。

本作品について何も語っておりませんが、まぁ、それ以上でもそれ以下でもなく。
せめて主人公にはもう少しイケメンをとか、せめて敵のキャラに動機付けをとか、
自分たちで引き起こした厄介を自分たちで静めておいて何で喝采されるの？とか、
ジェシカ・アルバって本当にくるの？とか、岩石野郎が元に戻らない理由は？とか、
まぁ、いくらでも突付けますが、それはヤボというものでしょう。

もうこの手の映画が好きな人。
彼女と出掛けて映画後の夜のことしか考えてない人。
映画なんて時間潰しとしか思ってない人…etc。
そういった方々にはお奨め。文句ナシ、強烈プッシュです（強引なまとめ）。

【評価】☆☆☆☆☆