決戦まで200日を切って思うことは
なんだかんだ、親っていうのは気楽なもので、別に娘の中学受験の結果で自分の人生が大きく変わるわけでもないし、後200日と聞いて、”もうそれしかないのか、すぐだな”などと他人事のようにも感じてしまうわけで。それはもちろん、みかんと過ごしてきた12年間、約4,000日を思えば、200日なんてものはたったの5%に過ぎないし、中学受験を意識して勉強を始めたのが小1だったから、それから数えて約5年間、約1,800日を思っても、90%の工程を消化しているんだから当然だろう。当事者でないというのはなんとも気楽だ。(財布以外)逆に、みかんにとってはココからが正念場。ある程度出揃ってきた”候補者”達のサバイバルレースが始まるのだ。私たち親は、みかんは合格者の集団の中段あたりに位置していると分析している。上位集団の守りは相当に厚い。今まで何度となく挑戦したが、何度となくみかんが敗れてきた上位層の大半は、すでに多少のことでは動じないどころか、圧倒的な”努力する力”を身につけていて、ついていくことすら並大抵なことではないだろう。それに、あのレベルの点数をコンスタントに出せるということは、すでに全教科において穴と言える穴はほとんど存在せず、すでに固まっている基礎に夏休みの時間を使ってカーボンシートで強化する者や、人によっては先行して過去問や難問に取り組んで盤石な戦闘力を得んとするのだろう。しかし、統計的に考えると、その中のごく少数、恐らく10%以下の上位層は、その状況から脱落する可能性がある。考えられる理由は大きく二つ。一つは燃え尽き症候群。すでにかなりの強度での訓練を積み続けているわけだから、小6の不安定な時期の女子がそうなってしまうことは十分に想定できる。もう一つは限界の到来。正直こちらは可能性が薄い。なんでって、NNの当日模試やNNOPは実際の試験レベルのもので、そのテストにおいてある一定以上の点数を獲得しているのだから、取れる得点が合格点に達する前に頭打ちなる(高い難易度に対応出来ない)状態になることは考えにくいが、基礎問題に強くて応用が苦手な上位層がいたら・・・(いなそうだが)限界の到来で脱落するかもしれない。みかんの戦略としてポジティブなほうは、その脱落するであろう10%を食うことや、夏休みに穴を無くして2学期に実践的な演習によって周りを凌駕する覚醒をすることだろう。私の分析では、この可能性はなくはない。何故なら、みかんはYTなどの範囲限定テストよりも合不合のような総合テストのほうが順位が総じて高いし、算数の問題などは特にそうだが、最後の難問の正答率が高いタイプのため、これからの伸びが期待できるのでは?と淡い期待は持っている。では、みかんの戦略としてネガティブだが現実的なほうはというと、”逃げ切る”ことだ。合格できるかどうか微妙なラインの受験生や、挑戦として第一志望を設定している受験生(以降、ギリギリ受験生)から逃げ切ることだ。イメージとしてはMMORPGのレベリングに近い。経験値効率について言えば、NNやSAPIXの学校別などが最高効率の狩場だろう。もちろん、別の方法で最高効率を超えることもなくはないだろうが、テンプレから外れる。効率厨として最高効率の狩場を使うのは当然だが、何よりプレイ時間が重要になる。つまり、夏休みに廃プレイして2月1日までギリギリ受験生たちが追いつけないくらい高レベルになればほぼ勝ちなわけだ。戦略としてはこうだ。あと約200日。一日10時間勉強したとすると、残りの勉強時間は2,000時間だ。恐らく、ギリギリ受験生と比べれてみかんは、時間にして数百時間はリードしていると思われる。例えば500時間マージンがあるとしよう。リスキーだが1,500時間勉強すれば合格できる最低ラインと仮定する。つまり一日7時間半。これに対して、ギリギリ受験生の中に下剋上受験のカオリさんのように、一日15時間勉強するような子がいたとすれば、200日で3,000時間勉強するわけだから、マージンが500時間だった場合余裕で抜かされてしまうわけだ。でも、そんな人はそうそういないから、例外枠でいいだろう。が、夏休みが終わる頃にはどうなるのか?残り150日ほどになるわけだ。一日10時間で1,500時間一日8時間で1,200時間一日6時間で900時間一日4時間で600時間この時点で500時間分のマージンをキープ出来ていたとすれば、一日6~7時間勉強という現実感のある勉強時間でも、必死で10時間勉強しているギリギリ受験生に抜かされる可能性は少なくなる。(というか、学校通って一日平均10時間はほぼ不可能だろうし)だからこそ、下剋上を達成するには、この夏がほぼ最後のチャンスであるし、逆にいえば、合格圏内にいる場合、下剋上させないためには、高効率な勉強をギリギリ受験生よりも長い時間行えばいいわけだ。逃げ切ってやろうじゃないか。まぁ、私は応援するしか出来ないけど