取引先から、
箱に入ったユニットのなかの1つだけにすれば、無駄がなく安い金額になるのではないか、
というようなケースはあると思いますが、
それは、メーカーや流通の仕組みである 『箱』 の理論からお断りしたほうが
取引先のためになるということは非常に多いかと思います。
メーカーや流通などは、
ダンボール箱などに入った状態のユニット単位で保管され、配送されることが多く、
ダンボール箱のなかから、部品をひとつ、商品をひとつとなると、
その中を誰かがあけて、別の梱包にしなければいけなかったり、
そのユニットを崩すことができないことから、
その部品ひとつを、調達もとのメーカーなどに注文する必要があり。
その場合、納期が1ヶ月以上かかることも、あります。
『箱』に入った状態で、保存、流通させるからこそ、価格などを維持できるのです。
取引先には、普段見えない物流に関わる、箱の理論を
説明して、ご理解をいただくことが、お互いの利益につながることと思います。