正統後継作品と位置付けされた本作、

如何なるものなのか興味津々で鑑賞へ。

まず、ハイチ地震で身籠った妻が無くなり

娘はなんとか生き延びて13年後にワープ。

主演はレスリー・オドム・Jrでヴィクター役。

娘のアンジェラと仲良し二人で森にて

こっくりさんめいた儀式を行うと憑依。

二人は行方不明から3日後に発見されますが

例によって様子がおかしくなっていきます。

黒人親子が主役のはずなんですが、

憑依後の白人キャサリンの見た目が

段々リーガンっぽくなってくるので

見映えのウェイトで進行にやや変化。

そこになんとエレン・バースティン登場！

一気に悪魔祓いに傾いて行きます。

ここから先が大きな意見の分れ目となり

論争が起きそうな気配の儀式となります。

初作から50年経ている事もあり社会変化

による宗教への価値観がかなり異なり、

神職と悪魔の一騎打ちでは無く、家族愛

と誠実さなみたいな物が主となっています。

初作でメリン神父やカラス神父が示した

信仰心の厚さから神の鎧を頂戴し悪魔と

一騎打ちした”使徒”としての使命感みたい

な物は皆無、実に時代を感じました。

逆にそういった意味でのリアルさは有り

映画的なすっきりを求める輩には不満の

残る出来映えとなっているのは判ります。

私的にはコケ脅し要素が少なく、現代人

がこの様な超自然現象に対峙した際には

この様な道を辿るのでは？と割と納得。

3部作有る様なので、如何に落とし前を

付けるかで正統後継作の位置付けは変化

すると見ています。

しかし、あまり評判は良くないようです（笑）

取って付けた様なエンドには確かに疑問が・・・

エクソシスト・信じる者