鬼才デビッドリンチの娘が監督した映画「サベイランス」を観た。
これは面白い!父親譲りの狂気の世界にグイグイ引き込まれて行く。
オフィシャルサイトより/サンタ・フェの田舎町で起こった猟奇的な無差別殺人事件。捜査に乗り出したFBIによって、殺人現場に居合わせた3人の生存者たちは、奇妙にも監視されながら事情聴取される。3人の証言がそれぞれ微妙に食い違う。誰が何故、嘘をついているのか? 何が本当で何が嘘なのかが分からないまま捜査は進んでいく。犯人はいったい誰なのか? そして殺人の目的は何なのか?
黒澤明監督の『羅生門』の一節を“リンチ流”にアレンジしたという、3人の証言とフラッシュバック映像で繋ぎ合わせていく巧みな構成と、父親譲りの残酷な描写や悪夢のような世界観で、不条理ワールドが炸裂! 父が最後まで反対したという予想もできない衝撃のラストに、あなたは息を飲み、そして言葉を失うだろう。
それにしても、この映画でも描かれるアメリカという国の「気違いに刃物」ならぬ「気違いに銃」社会は異常だ。
そこに住む人々はまったく異常とは感じず、裸の王様状態なのだろう。
ならばせめて、平和ボケ上等!私たち日本人が「王様は裸だ!アメリカの重容認社会は異常だ!」と声を上げたいものだ。
