ブラックスワン〜かくも過酷な主演女優という生き方〜 | 大分のご当地アイドルSPATIO/オフィシャルブログ

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「ブラックスワン」を観た。

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バレエ『白鳥の湖』の主演に抜擢され、潔白なホワイト・スワンと官能的なブラック・スワンの二つを演じることとなったバレリーナが、プレッシャーなどにより徐々に精神を壊してゆくサイコスリラー。主演のバレリーナをナタリー・ポートマンが演じ、アカデミー主演女優賞を獲得した。
引退する先輩バレリーナ役でウィノナ・ライダーも出ている。
これでジェニファー・コネリーが出ていたら、元美少女アイドル系女優そろい踏みだったのに。

ニナ(ナタリー・ポートマン)は、ニューヨークの一流バレエ団に所属し、バレリーナとして人生の全てをバレエに捧げる日々を送っている。
母親のエリカ(バーバラ・ハーシー)は元ダンサーで、自分が果たせなかったバレリーナとしての夢をニナに託し、ニナに対して過剰なほどの愛情を注いでいる。
バレエ団の監督トマス(ヴァンサン・カッセル)は『白鳥の湖』の主役《スワン・クィーン》を選ぼうとしていた。スワン・クィーンは、純真で無垢な《ホワイト・スワン》と官能的で邪悪な《ブラック・スワン》の二役を一人で踊るという、相反することがらをひとりで表現しなければならない難役だ。
候補者には、リリー(ミラ・キュニス)やヴェロニカ(セニア・ソロ)の名が挙がり、ニナ自身も候補者とされた。ニナにもついにプリマとなるチャンスが巡ってきたのだ。
ニナの生真面目で几帳面な気性はホワイト・スワン役に向いている。それに対してリリーは自由奔放で男を誘惑することに長けていて、ブラック・スワンをその身で体現しているような女性だ。タイプの異なるふたりの若いバレリーナが、ライバル関係になり、感情がねじれ、歪んでゆく。ニナのような女性がスワン・クィーンになろうとすれば、必然的に心のダークサイドを見つめざるを得なくなるということにも、そしてそれがとても危険なことだということにも、ニナはまだ気付いていなかった。
                                   ~ウィキペディアより~

このホワイトスワンとブラックスワンの対比。これは以前、浅田真央とキム・ヨナの演技の違いを見た時に感じた感覚に似ていると思う。技術点は完璧だが表現力ではキム・ヨナに到底及ばないホワイトスワン=浅田真央。この映画の中では「女であるか否か」が一つのポイントになる。真央VSキムヨナにもその違いを強く感じたのは自分だけではないだろう。

そのことを指摘され悩むニナ。ブラックスワンを演じる為には女に目覚めなければならない。
それを克服しようとするナタリーの体当たりの演技がスゴい!

前半は主役の座をめぐる「嫉妬」や「憎悪」がぶつかり合う舞台の内幕モノのように展開していくが、後半「疑心暗鬼」になり、ニナが精神のバランスを崩していく辺りからは、サイコスリラーの様相を呈して来る。
さすがアカデミー賞を獲っただけあって、ナタリーポートマンの演技が特筆モノである。
誰もが主演女優賞納得の演技である。
設定はバレエの主役だが、これはこのまま主演女優という彼女自身の生き方ともダブって来る。
この役を演じる為に毎日5時間のレッスンとダイエットで、バレエ技術の取得と肉体改造に努めたらしい。主演女優を演じるというのはかくも過酷な事なのだ。
今年30歳になるらしいが、「レオン」で11歳の時主役に抜擢されて以来女優を続けて来た彼女の集大成とも言える作品になった。
このような全身全霊で打ち込めるような役に巡り会う事は、そうはないだろう。
しかし時として、その役にのめり込むあまり、精神に異常を来してしまい、死に至る俳優もいる。
その役の為なら死をも覚悟するのが、俳優という生き方なのだ。
そんなギリギリのところで演じるナタリーと役柄のニナが見事にダブって見えるのだ。
あらためてハリウッドの一線で活躍し続ける女優の真の女優魂を見せつけられた。

これはすべての「女優を職業とする人、したい人」に観て欲しい映画だ。
かくも過酷な女優と言う生き方にあなたは耐えられるだろうか?
この怖さに怖じけずいて女優を断念するか、命がけで挑みたいと思うか、あなた自身の女優魂が試されるだろう。