CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -


公開日 2009年4月25日


2008年製作 アメリカ 117分


ジャンル ドラマ



解説  「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」の巨匠クリント・イーストウッドが、自らのメガフォンの下、世の中に怒れるガンコ老人を演じる人間ドラマ。

朝鮮戦争出征経験を持つ孤独で人種差別的な偏屈老人が、近所に住む移民の不良グループに怒り心頭となりながらも、隣人であるアジア系移民の少年とその家族と思いがけず交流を深めていくさまをユーモアを織り交ぜつつ綴る。

イーストウッドが本作を最後に俳優業を引退する可能性を示唆したことでも話題に。(allcinema)





CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



ストーリー 男は迷っていた、人生の締めくくり方を…。

少年は知らなかった、人生の始め方を…。

そして、二人は出会った。


ウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)には、自分だけの正義があった。

それに外れるものは何もかも許せない頑固で偏狭な男だ。


妻の葬儀では、孫娘の露出過剰なファッションにキレ、大勢の参列者は「会食に出すハムを食いに来ただけだ」と一刀両断、

説教が気に入らない新米神父には、「頭でっかちの童貞」と毒づく。

ふたりの息子たちは、式が済むと逃げるように帰って行った。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



もっと、許せないことがある。近隣に暮らす、ウォルトが偏見を隠さないアジア系の移民たちだ。

大人たちは家屋の手入れをせず、若者たちはギャングを気取って異人種間の小競り合いを繰り返している。


彼らに罵倒を浴びせる以外のウォルトの日常は、いたって退屈だ。

自宅を修復し、芝生を刈り、愛犬デイジーに語りかけながらビールを飲み、月に一度は床屋へ行く。


そんな彼の唯一の楽しみは、磨き上げた愛車(グラン・トリノ)を眺めること。

定年までフォードの自動車工を勤め上げたウォルトが、1972年に自らステアリング・コラムを取り付けたヴィンテージ・カーだ。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



その宝物を盗もうとする、命知らずの少年が現れる。

隣に住むモン族のタオだ。

学校にも行かず仕事もないタオは、従兄のスパイダーに不良グループへ引き込まれ、車を盗めと命令される。

夜中にガレージに忍び込んだタオは、ウォルトにM-1ライフルを向けられて、逃げ出した。


ウォルトは、朝鮮戦争で使い込んだそのライフルを、タオにヤキを入れに来たスパイダーたちにも突きつける。

彼は自宅の庭に侵入されて激怒しただけなのだが、タオを不良たちから救う結果になるのだった。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



翌日、タオの母と姉のスー、そして親戚までが、花に植木、料理にお菓子とお礼を持って押しかけるが、ウォルトには迷惑なだけだった。


数日後、ウォルトはスーが黒人の二人組に絡まれているところを助けてやる。

朗らかで機転の利くスーとの会話は、ウォルト自身意外なことに実に楽しいものだった。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



また別の日、ウォルトはスーから自宅に招待される。

ビールに釣られて訪ねると、最初は気まずい空気が流れるが、祈祷師に心の中をズバリ言い当てられ、女たちに美味しい料理を振舞われ、ウォルトは思わず「どうにもならない身内より、ここの連中のほうが身近に思える」と呟く。


今週はスーと母親がウォルトを訪ね、お詫びにタオを働かせてほしいと強引に頼み込む。

渋々引き受けたウォルトとタオの不思議な交流が始まった。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



近隣の家の修繕を命じられたタオは、労働の喜びに目覚めていく。

手本となる父親がいないタオにとって、ウォルトはまさに人生の師だ。

ウォルトもまた、生き生きと働くタオを見直し始める。

約束の日数が過ぎても、タオは何かとウォルトを手伝った。


タオに建設現場の仕事を世話し、自慢の工具を貸し与えるウォルト。

今やウォルトは、タオを一人前の男にするという人生の最後に相応しい仕事に、生きる喜びを感じていた。




CLⅡ  - やっぱり映画は面白い -



何もかもが順調に見えた時、スパイダーたちの嫌がらせが再燃する。

ウォルトが受けて立ったばかりに争いはさらに加速し、ウォルトはタオと家族の命の危険さえ感じ始める。

タオとスーの未来を守るため、ウォルトがつけた決着とは……?(作品資料より)




監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド、 ロバート・ロレンツ、 ビル・ガーバー
製作総指揮: ジェネット・カーン、 ティム・ムーア、 ブルース・バーマン
原案: デヴィッド・ジョハンソン、 ニック・シェンク
脚本: ニック・シェンク
音楽: カイル・イーストウッド、 マイケル・スティーヴンス
出演:
クリント・イーストウッド (ウォルト・コワルスキー)
ビー・ヴァン (タオ・ロー)
アーニー・ハー (スー・ロー)
クリストファー・カーリー (ヤノビッチ神父)
コリー・ハードリクト
ブライアン・ヘイリー
ブライアン・ホウ
ジェラルディン・ヒューズ
ドリーマ・ウォーカー
ジョン・キャロル・リンチ
スコット・リーヴス



にほんブログ村 映画ブログへ ベルポチッと応援してくださると舞い上がりますロケット

クリント・イーストウッド アウト・オブ・シャドー (期間限定)
¥1,350

名優たちの軌跡 クリント・イーストウッド ベスト・パフォーマンス・コレクション [DVD]
¥6,480
Amazon.co.jp

クリント・イーストウッド・フィルムス(字)
¥3,024

ホワイトハンター ブラックハート [DVD]
¥1,500
Amazon.co.jp

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
¥2,980
Amazon.co.jp

ブラッド・ワーク 特別版 [DVD]
¥1,350
Amazon.co.jp

続 夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]
¥1,760
Amazon.co.jp

ペイルライダー [DVD]
¥3,990
Amazon.co.jp

荒野の用心棒 完全版 スペシャル・エディション [DVD]
¥4,887
Amazon.co.jp

センチメンタル・アドベンチャー [DVD]
¥1,159
Amazon.co.jp

ザ・シークレット・サービス [DVD]
¥1,332
Amazon.co.jp