来る7月24日は、ジェニファー・ロペスの生誕56周年です。
(1969年7月24日 ニューヨーク市ブロンクス生まれ)
それを記念して彼女の作品を紹介しています。



なお、こちらの作品は、Amazonプライムビデオで無料で視聴可能です。

 

 

『ウェディング・プランナー』(2001)
監督 アダム・シャンクマン
共演 マシュー・マコノヒー
撮影 ジュリオ・マカット

【あらすじ】
幼い頃から花嫁に憧れていたメアリーは、業界トップの一流ウェディング・プランナー。
だが、私生活では忙しさのあまり、恋愛とは無縁の生活を送っていた。
そんなある日、大企業の社長令嬢フランが予定している結婚式の仕事が舞い込む。
式を前に一段と仕事に没頭するメアリーだが、予期せぬアクシデントで医師のスティーヴと出会い、恋に落ちてしまう。
しかし、彼はフランの婚約者だったのだ…

 

ラブコメディの典型のような作品です。
決して大傑作ではなく、どちらかというとありきたりなのですが、近年のアメリカ映画の悲惨さと比べると、貴重に思えてきます。


JLoはさておき、主演男優マシュー・マコノヒーに品があり、かつてのケーリー・グラントを思い出させます。
脇役のゲーム仲間たちや父親の俳優たちが、演技が抑制されていて、味わいのあります。

三枚目役の、JLoの幼馴染のマッシモも、滑稽な顔芸や下品なギャグをやらずに、マシュー・マコノヒーとのギャグも、身体を張ったスラップスティックで、実に映画的な楽しさがあります。


言うまでもなく、JLoにこそ、最も華があります。
撮影は奇をてらわず、クローズアップがほとんどなく、JLoのナチュラルな美しさを定着させています。























また、次回作『シャル・ウィ・ダンス』に先立ち、華麗なダンスを披露してくれます。



ラブシーンが驚くほど少なく、むろんベッドシーンや下品なセリフなどありません。

主演女優が女優としての格がない映画は、ストーリーを変化球にして勝負をするものですが、この作品のように主演女優にはっきりと存在感がある場合は、王道中の王道のストーリーで勝負でき、そしてこの作品は成功しているように思います。


その王道ぶりは、以下のようなものです。

花嫁が結婚式当日に逃亡し、振られた花婿が、別の逃亡した花嫁と結婚する。
これは『或る夜の出来事』(1934)や1960年代のニュー・アメリカン・シネマで何度も用いられた展開です。
また、事故に遭いそうになった女を、男が助け、それを機に恋に落ちるなどという陳腐極まりない展開もあります。
しかしながら、決して悪くないのです。


それは、おそらく、この作品や監督が、ハリウッドのロマンティックコメディにオマージュを捧げており、それを現代的に達成しようとしているからでしょう。

JLoとマシュー・マコノヒーが、初めてデートをした公園、そして、ラストシーンでの公園は、屋外でクラシック映画を上映しています。
1本目が、ジャネット・リー主演の『ブロードウェイへの2枚の切符』(1951)、2本目がルビー・キーラー主演の『お姫様大行進』(1934)です。
(残念ながらいずれも未見の作品です)

 





現代のラブコメディなのに、ハリウッドクラシックが引用されるのは、後年のキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレット主演の『ホリデイ』(2006)を想起させ、思えば『ホリディ』も悪い作品ではありませんでした。

いずれも、作品や監督が、ハリウッドのロマンティックコメディを現代的に実現しようという意志が、作品にしっかり反映されており、大成功と言わないまでも、見ごたえのある作品へ結実させていると言えましょう。

 

 


いささか衒学的な話になりました。ご容赦ください

 

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