本日6月18日はジャネット・マクドナルドの生誕121周年です。
(1903年6月18日 - 1965年1月14日)
それを記念して、彼女の作品を紹介します。

 

『桑港』(1936)
監督 W.S.ヴァン・ダイク二世
共演 クラーク・ゲイブル、スペンサー・トレイシー
撮影 オリヴァー・T・マーシュ

【あらすじ】
サンフランシスコのクラブ経営者は神を信じない親分肌の男。
素晴らしい声を持つ美人歌手を雇い入れた。
堅気の彼女は粗野な彼の愛を受けつけない。
彼女に夢中になった上流社会の紳士はオペラ座に引き抜き、男同士の意地が衝突する。
間に入って戸惑う牧師。
そこへ大地震が起きて恋も歌も建物ごと崩れ落ち、大火災に全市は廃墟と化す。


ジャネット・マクドナルドは、1933年にパラマウントからMGMへ移籍しています。
その後の作品となります。

すでに30歳を過ぎているのですが、その妖艶さには驚くほどです。


そして、この作品でジャネット・マクドナルドは出ずっぱりです。
クラブでバーレスクまがいの歌とダンスを披露したあとで、格式のあるオペラハウスでオペラを歌います。
その後、またクラブへ戻り、芸人たちのコンテストでサンフランシスコ愛を歌い上げます。
更には、大地震のあとでは、教会の活動に加わり、賛美歌を歌います。

そうして見ると、この作品でジャネット・マクドナルドが、クラーク・ゲイブル、ジャック・ホルト、スペンサー・トレイシーといった男たちの間で迷うのも、なにか内的な恋愛の問題を解決するというより、ジャネット・マクドナルドの歌うシーンを多様化させたいだけという気がしてくるほどです。

1940年あたりから、ハリウッドであっても、俳優の内面を大事にする演技術(メソッド演技)が台頭してきます。
それには一定の成果があったと思いますが、私たちはいまもそうした考え方にとらわれてしまっているように思います。
すなわち、俳優は自らの内面を、役に融合させて、真摯に作品に向かわないとならない、というような。

しかしながら、この作品にみられるようなご都合主義、あるいは歌舞伎の世界でのような完全な虚構の世界もあり、そこでは、俳優がいかにフォトジェニックに輝くかに最大限注力するような作品もあるのです。

歴史に残る傑作というほどではありませんが、1930年代というハリウッド映画の絶頂期を美学を堪能できる作品です。

 



























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