来る5月29日は、ロミー・シュナイダーの没後42周年となります。
(1938年9月23日生誕 - 1982年5月29日死没)


それを記念して、ロミーの作品を年代順に紹介しています。
 

『ありふれた愛のストーリー』(1978)
監督 クロード・ソーテ 
共演 ブルーノ・クレメル、クロード・ブラッスール
撮影 ジャン・ボフェティ

【あらすじ】
デザイナーのマリーは16歳になる息子と二人暮らし。
嫉妬深い恋人セルジュと別れて子供を堕ろしたばかりだ。
空虚な気分のマリーの前に前夫ジョルジュが現れ、焼けぼっくいに火がつく。
またやり直そうとするが、相変わらずの性格のジョルジュにうんざり、未婚の母になる決心をする。

 


ロミーが2度目のセザール賞最優秀主演女優賞を受賞した作品となります。

ロミーが何度も出演しているクロード・ソーテに依頼した、女性たちの映画です。
男性も主演格が2人出てきますが、存在感が強いのは、ロミーの周囲の同僚たちです。
男性目線の作品ではなく、女性目線での映画となっております。
更にいえば、働く女たち、とりわけシングルマザーたちの物語となっています。




ただ、映画としての素晴らしいのは、そうした社会問題への目配せなどではありません。
ここでのロミーの円熟した存在感には、眼が惹きつけられます。

最初は堕胎というショッキングなシーンから始まるのですが、その後、家で息子と語らうときの穏やかさ、嫉妬深い現在の恋人や、元の夫に対する微温的な関係。
(ただ、現在の恋人はそれに我慢がならず、ロミーを殴りつけたりするのですが)









ラストシーンは、庭のデッキチェアでまどろむロミーのショットで終わります。



こんなナチュラルな女優が映画史上いたでしょうか、と思わず強弁したくなるほどの新鮮さがあります。

これが40歳のロミーがたどり着いた境地です。

 
























まだ英語字幕で一度観ただけですので、追って追記したいと思います。


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