5月14日は、ケイト・ブランシェットの55歳の誕生日でした。
(1969年5月14日生まれ)
それを記念して、ケイト・ブランシェットの作品を紹介しています。

 

『ヴェロニカ・ゲリン』(2003)
監督 ジョエル・シューマカー
共演 ジェラルド・マクソーリー
撮影 ブレンダン・ガルヴィン

【あらすじ】
1994年のダブリン、夫グレアムとひとり息子のカハルとともに幸せに暮らしていたヴェロニカ。
彼女は、子どもたちにまで麻薬が蔓延している事実に憤りを覚え取材を開始する。
様々な情報源を活用して核心へと迫っていくヴェロニカ。
だが、犯罪組織は彼女がこの件から手を引くよう、彼女の愛する家族までをも脅迫の材料にしていく…。

 

キャリア初期から中期にかけてのケイトの作品です。
実在したアイルランドの記者をケイトが演じています。

34歳のケイトの軽やかな演技が味わえます。


麻薬の密売にかかわる子供たちの悲惨、反社会的勢力における暴力...という重いテーマを扱っているためか、それを感じさせない演出がされています。

導入部は、ケイトが交通違反について罰金刑だけで済んだという朗報を受けて、ケイトが赤い車でその喜びを、各方面へ電話しながら運転するというシーンから始まります。

麻薬の密売組織の解明にあって、警察、政治家、情報屋との間を動きまわり、夫からは注意を受ける。
しかし、そうしたときも、ケイトは顔いっぱいに表情を作り、笑顔でかわしていきます。

物語が進むにつれ、挫折が幾度かあり、ケイトは怪我や傷を負っていくのですが・・・


実話が元になっており、ラストに写真が挿入される本物のヴェロニカ・ゲリンのように、ケイトは、ブロンドのショートカットです。

印象に残るのは、ケイトの前髪です。
眉毛のあたりまで伸ばされた、その前髪はほぼ額を覆っていています。

その前髪は、犯罪組織の圧力や脅しに対して、虚勢を張るために、自らの弱さを隠しているかのようです。



























しかしながら、ダブリンの港で、情報屋であるジョン・トレイナー(キアラン・ハインズ)と対峙するシーンでは、海からの風がケイトの額をあらわにします。

そこに、記者ヴェロニカ・ゲリンのただならぬ決意が感じられます。



この作品で、ケイトはゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞にノミネートされます。
その翌年『アビエイター』でアカデミー賞最優秀助演賞を受賞し、遂にオスカーを手にして快進撃を始めます。

その後、ケイトが前髪を下す映画としては、『あるスキャンダルの覚え書き』(2006)、『オーシャンズ8』(2018)、『バーナデット ママは行方不明』(2019)などがあります。

陳腐な言い方で恐縮ですが、幅広い役柄を演じ分ける際に、ケイトの前髪は効果的に使われているように思います。

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