本日3月24日は、梶芽衣子の生誕77周年となります。
それを記念して彼女の作品を紹介いたします。


梶芽衣子
1947年3月24日東京都生まれ

  • 65年 スカウトにより太田雅子名でデビュー。
  • 同年 日活映画『青い果実』で主演。
  • 69年 マキノ雅弘に改名を勧められる。
  • 70年 日活『野良猫ロック』シリーズ出演。歌手としても活動。
  • 72年 引退した藤純子の後釜として東映に誘われ同年東映に入社。
  • 72年 東映『銀蝶』シリーズ出演。
  • 72年 東映『女囚さそり』シリーズ出演。
  • 73年 東映を退社し、フリーに。
  • 73年 東宝『修羅雪姫』シリーズ出演。 
  • 78年 ATG『曽根崎心中』にて

 

『曽根崎心中』(1978)ATG
監督 増村保造
撮影 小林節雄
共演 宇崎竜童

【あらすじ】
醤油屋平野の手代・徳兵衛は、その真面目な仕事ぶりから主人に気に入られ店を継ぐように言われるが、それには娘を娶ることが条件だった。
しかし徳兵衛は遊女・お初と深く愛し合う仲。
しかも、お初にも結婚話が持ち込まれ、加えて徳兵衛には冤罪も着せられ、2人に残された道は…。

※ブルーリボン賞、毎日映画コンクール、キネマ旬報ベスト・テン、報知映画賞の主演女優賞、モントリオール世界映画祭審査員特別賞受賞。


梶芽衣子の凝視する視線によって成り立っているような作品です。

女郎役の梶芽衣子は、常に目を見開き、何かを見据えています。
その見つめる先は、愛する男や特定の人物のときもあるのですが、時折1メートルほどの先の空中を見据えています。

 

とりわけ、真夜中の、宇崎竜童との心中の道行のシーンはその印象が強いです。
黒い羽織で、宇崎竜童と身体を寄せ合い、やや小さくなって梶芽衣子が進むとき、梶芽衣子が見据えているのは前方の何ものかです。

その瞳 --- 端正に斜めに切れ上がった眉にある瞳 --- は、その下の隈とあいまって、一種病的な感じさえ与えます。
その瞳の強さには、思わず「一途」という言葉を使ってみたくなります。

 




















クローズアップを使わずに、そうした女優の魅力を定着させることが出来るのは、さすが大映の黄金期を支えた増村保造です。

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