本日11月22日は、韓国の女優ソン・ヘギョの生誕42周年です。
それを記念して彼女の作品を紹介します。


ソン・ヘギョ / 송 혜교 / 宋慧教 / Song Hye-gyo

  • 1981年11月22日 韓国テグ生まれ、ソウル育ち
  • 学生服のモデル選抜大会で優勝し、TVドラマ『初恋』(96)で女優としても活動を開始。
     

『ファン・ジニ』(2007)
監督 チャン・ユニョン
共演 ユ・ジテ、リュ・スンリョン
撮影 チェ・ヨンテク
  
【あらすじ】
貴族の娘として育てられたチニ(ファン・ジニ)は、15歳のとき出生の秘密を知り、自ら家を出て、妓生(キーセン)だった実母と同じ道を選ぶことを決意する。
数年後、詩や絵画、琴や歌に秀で、その知性と気品の前に貴族たちですら一目置く稀代の名妓、明月(ミョンウォル)となったチニは、その誇りを失わない姿が広く貴族から平民にまで敬愛されるようになっていた。

 

ソン・ヘギョは、「テヘジ」と呼ばれる韓国三大美女(トロイカ)の1人であり、キム・テヒ、チョン・ジヒョンとともに、2000年代前半の第1次韓流ブームを支えました。

ドラマに早くから出演し、『冬のソナタ』(2002)に先立つテレビドラマの『秋の童話』(2000)で、弱冠19歳でスターダムに上り詰め、ペ・ヨンジュンと共演した『ホテリアー』(2001)、イ・ビョンホンと共演した『オールイン』(2003)、RAIN(ピ)と共演した『フルハウス』(2004)と、次々のヒット作品に出演しました。

その後映画に活動の中心を移し、テレビドラマは4年に一度くらいのペースへと落ちます。
2019年に離婚した後は、『今、別れの途中です』(2021)、『ザ・グローリー』(2022)と再びドラマへと復活しているかのようです。


ソン・ヘギョの映画作品は、オムニバス(『カメリア』)や助演格(『グランドマスター』)を除くと、6作品となります。
その中でも、最も素晴らしいのは、この『ファン・ジニ』です。


ソン・ヘギョの魅力は、「笑わないヒロイン」としてのミステリアスな魅力と言われます。
近年の『その冬、風が吹く』(2013)、『ボーイフレンド』(2018)、『今、別れの途中です』(2021)、『ザ・グローリー』(2022)あたりのイメージがそのように言わせるのでしょう。
それは映画界における女王としての風格でもあります。

じっさい、この稀代の妓生を演じた『ファン・ジニ』もそうした系譜にあるでしょう。
ソン・ヘギョが、提督フィヨルの前に颯爽と現れるシーンは、手の仕草や華麗な髪型もあり、小柄ながらも、正に女王然とした威厳と美しさがあります。

 
















ソン・ヘギョのもう一つの魅力は、えくぼの2つある微笑です。
確か『ザ・クロッシング』だったかと思うのですが、劇中のセリフでも2つのえくぼについて言及されています。

ソン・ヘギョの左には2つのえくぼがあり、その繊細な動きに私たちは魅了されます。
それはとりわけ現代ドラマで生かされているように思いますが、この『ファン・ジニ』でも、彼女の静かな微笑を何度か見せてくれます。

そのやや厚ぼったい唇が無表情に冷たく閉ざされていたかと思うと、口角がふっと上がり白い歯が見えるとき、口元に微かなえくぼが2つ出来るのです。

それは、優雅な恩寵とも言うべき徴です。















 


そうした、冷たさを感じさせる無表情と、えくぼを伴った微笑との動きこそが、この現代韓国トップ女優の魅力です。




















以下余談です。
ところで、韓国映画で現代を扱った作品は、優れた作品は少ないように思います。
テレビドラマに優秀な人材が集結しているのか。
ソン・ヘギョの現代的なセンスはテレビドラマで発揮されていて、映画ではこの『ファン・ジニ』のように古典劇の方が奏功しているようです。

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