本日11月6日のジーン・ティアニーの没後32周年を記念して、ジーン・ティアニーの作品を紹介しています。
(1920年11月19日 - 1991年11月6日)

 

『剃刀の刃』(1946) 20th Fox
監督 エドマンド・グールディング
共演 タイロン・パワー、ハーバート・マーシャル、アン・バクスター、クリフトン・ウェッブ
撮影 アーサー・C・ミラー

【あらすじ】
人生に悩み放浪の日々を送るラリー。
彼を愛しているがその苦悩を理解出来ず、銀行家の息子グレイと結婚したイザベル。
貧しく苛酷な運命を生きる友人のソフィ。
十年後、再会を果たした4人は……。

 

絶頂期のジーン・ティアニーの佳作の1つです。
原作は、サマセット・モーム。


ジーン・ティアニーは、主人公ラリーに惚れながらも、その孤高の生きざまについていくことが出来ず、銀行家と結婚しますが、恋心を忘れることができず、ラリーが結婚しようとしたアン・バクスターに対して策を弄し、禁酒を失敗させる悪女として登場します。

すぐには思い出せませんが、映画史上何回か登場した、フラれる悪女です。


しかしながら、決してジーン・ティアニーを悪人として憎むことが出来ず、その恋に生きる情熱に惹かれてしまうのは、ジーン・ティアニーの美しさゆえでしょうか。


名家に生まれ、銀行家と結婚した彼女は、いつも華麗な衣装に身を包んでおります。
ブラウス1つとっても、その全身から燃え上がるような情熱が透けて見えてくるようです。

ボブの髪型に、やや厚ぼったい唇、端正な眉、そして、やや小さいながらも美しい睫毛を伴った瞳。
笑うことは少なく、冷酷な言葉の多い彼女は、悪女としてふるまいながらも、ラリーにまなざしを向けるときは、その瞳が微かに潤んでいるかのようです。


































悪女なのに憎めない女として、マリリン・モンロー登場前夜の20世紀フォックス社のトップ女優の姿を観ることができます。


なお、共演も素晴らしく、艶のある優雅な男ハーバート・マーシャルが、語り手サマセット・モーム役で出演しています。
また、『イヴの総て』の名演で知られることになるアン・バクスターも。
そして、貴族のプライドに生きながらも、すがすがしささえ与えるクリフトン・ウェッブ。

20世紀フォックスの映画は、あまり得意ではないのですが、こうしてみると映画史上に残る名優たちがいたことを味わえる作品です。

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