4月15日のグレタ・ガルボの没後34周年を記念して、ガルボの作品をご紹介しています。
(1905年9月18日生誕 - 1990年4月15日死没, 84歳)
『スザン・レノックス』(1931) MGM
監督 ロバート・Z・レオナード
共演 クラーク・ゲイブル
撮影 ウィリアム・H・ダニエルズ
【あらすじ】
陰鬱な農場に叔父と生活していたヘルガは叔父から自分の嫌いな男と結婚を強いられて逃走した。
ある山間の小屋に身を隠したとき、会合したのがスペンサーで二人はたちまち恋中となったが、スペンサーが結婚の許しを父から得ようと彼女のもとから離れている留守に叔父に発見され、彼女はまたもやここを逃げ延びなければならなかった…
30歳でスター街道を走りはじめたクラーク・ゲイブルとの共演作品です。
他の作品と同様に名撮影監督ウィリアム・H・ダニエルズが撮影を担当しており、グレタ・ガルボの神々しい美しさを演出しています。
ガルボの髪の毛が後ろからの照明によって、美しく光っており、まるで天使の輪のようでもあります。
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グレタ・ガルボが珍しく、酒場のダンサーを演じている作品です。
こうした役はディートリッヒの得意な役だったので、意外な印象です。
酒場のダンサーはラストシーンだけですが、その前は上流社会の貴婦人ですし、その前は、サーカスの団員、その前は親の虐待に耐える美少女と、ハリウッド映画の定番の役どころが、4つもあります。
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ところで、タイトルの「スザン・レノックス」は、彼女がレノックスヴィルから列車に飛び乗る際に、急いで偽名を名乗る際につけた名前です。
このように、アメリカ映画では人名だけからなる作品名が多いです。
古典的な映画では『デヴィッド・カッパーフィールド』ですし、近くは、『ハリー・ポッター』『フォレスト・ガンプ』『ジャック・ライアン』『ジョン・ウィック』あたりでしょうか。
なお、女優が印象深い映画では以下のようなものが挙げられます:
- キャサリン・ヘップバーン主演『男装(シルヴィア・スカーレット)』
- ジェーン・ワイマン主演『ジョニー・ベリンダ』
- ラナ・ターナー主演『ジョニー・イェーガー』※名前は男優の名前です
- ジョーン・クロフォード主演『ミルドレッド・ピアース』
- ジェニファー・ジョーンズ主演『(小間使)クルーニー・ブラウン』
- リタ・ヘイワース主演『雨に濡れた欲情(ミス・セイディ・トンプソン)』
- ダイアン・キートン主演『アニー・ホール』
- ジュリア・ロバーツ主演『エリン・ブロコビッチ』
- マイリー・サイラス主演『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』
- ケイト・ブランシェット主演『ヴェロニカ・ゲリン』
- 番外編:スーザン・サランドン主演『テルマ&ルイーズ』
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