本日4月25日は、ジンジャー・ロジャースの没後29周年です。
それを記念して、彼女の作品を紹介しています。
(1911年7月6日生誕 - 1995年4月25日死没)



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『モンキー・ビジネス』(1952) Fox
監督 ハワード・ホークス
共演 ケーリー・グラント、マリリン・モンロー、チャールズ・コバーン
撮影 ミルトン・クラスナー

【あらすじ】        
若返りの薬を研究している化学者、バーナビーの薬がチンパンジーのいたずらによって完成。
知らずに飲んだ彼はたちまち視力、体力、気持ちまで20歳の若者に。
早速散髪し、洋服、車を買い、社長秘書ローレルをデートに誘ってしまう。
彼の妻エドウィナも薬を飲んでしまい、更に大騒ぎに...

 

41歳のジンジャー・ロジャースの映画であり、天才監督ハワード・ホークスによるクレージーなコメディです。
(若返りの薬をモチーフとした、荒唐無稽な展開は、後年のハリウッド映画に強く影響を与えています)


その荒唐無稽なコメディにあって、フレッド・アステアが不在にもかかわらず、ジンジャー・ロジャースがノリノリのダンスを披露してくれます。
ジンジャー・ロジャースは、20歳に若者に豹変する薬を、ケーリー・グラントとともに、交代で飲んで、交互に若者のような言動をするのです。

41歳のジンジャー・ロジャースが、スウィングで踊ったり、車を高速で飛ばしたり、急に泣き出したり、挙句の果てには、会社の役員の会議で、パチンコ玉を社長へ撃ったりする様子は、ただただ痛快です。













近年のハリウッド映画のドタバタ劇とは異なって、決して一線を越えない上品な演出で、純粋にコメディの力を見せてくれるこの作品は、コメディ映画の傑作です。

そして、コメディアンや芸人に頼らない点においても。


ケーリー・グラントという名男優も素晴らしいのですが、女優はおそらくジンジャー・ロジャースしかいなかったでしょう。
キャサリン・ヘップバーンにできないこともなかったとは思うのですが、ホテルのエレベーターホールで踊り出す、そのグルーヴ感は、やはりジンジャー・ロジャースならではです。
そして、シラフに戻ったときの、(20世紀フォックス好みの)貞淑で良識的で、少し色気のある妻の役どころも、ジンジャー・ロジャースにしかできないでしょう。


秘書役として、ブレイク直前のマリリン・モンローが助演しています。
社長役は、『淑女イヴ』『紳士は金髪がお好き』等の名バイプレイヤーのチャールズ・コバーンです。





その意味で、映画史上最高のキャスティングによるコメディと言えます。

 

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