来る6月29日は、ラナ・ターナーの没後29周年です。
それを記念して、彼女の作品を紹介いたします。
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ラナ・ターナー Lana Turner
1921年2月8日 - 1995年6月29日
- アメリカ アイダホ州ウォーレス生まれ
- 9歳の時に父親が殺され、暴力的な養父母の下で一時育てられる。
- 1937年 映画デビュー その後、MGMへ移籍
- 1946年 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』でMGMのトップ女優に
- 1957年 『青春物語』でアカデミー主演女優賞にノミネート。
- 1958年 ラナの愛人だったギャングのジョニー・ストンパナートがラナの娘シェリルに包丁で刺殺される事件が起きる。
なお、ラナ・デル・レイの名前は、ラナ・ターナーとの関連性が取だたされますが、全く関係ないそうです。
『悲しみは空の彼方に』(1959)
監督 ダグラス・サーク
撮影 ラッセル・メティ
共演 サンドラ・ディー、ファニタ・ムーア、スーザン・コーナー、マヘリア・ジャクソン
【あらすじ】
1947年、未亡人の女優ローラとその娘のスージーはコニー・アイランドの謝肉祭で、黒人女性のアニーと娘のサラジェーンと知り合う。
アニーは夫に捨てられ、サラジェーンを連れて職を探し、住む場所さえなかった。
ローラは彼女の境遇に同情し、アパートでの同居を持ちかける。
やがてローラは舞台女優として輝かしい成功をおさめていくが・・・。
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ラナ・ターナーが、MGMからユニバーサルへ移籍した後のキャリア後期の作品です。
また、ハリウッド黄金期の光が失われつつあるときの時期の作品です。
よって、カラーも、テクニカラーでなくイーストマンカラーですが、じゅうぶんに見ごたえがあります。
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ところで、ラナ・ターナーへ落ちる黒い影の何と美しいことでしょう。
初のブロードウェイ主演の舞台が大成功した後に、演出家のロバート・アルダとラナ・ターナーとが、その成功を祝い、抱擁するシーン。
ホテルの一室の照明は抑えられており、ラナ・ターナーの瞳の周りだけに照明があたり、口のあたりが影になり、ブロンドの髪も後ろの方だけが暗闇に浮かび上がります。
ハリウッドクラシックの、あまりにも典型的な演出と撮影の美学ですが、完璧さに絶句してしまいます。
現代の幼稚な映像文化には端的に、こうした魅力的な黒が欠けているのです。
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なお、監督ダグラス・サークの得意とするメロドラマの映画術は、この作品でも存分に生かされています。
そして、ラストシーンのファニタ・ムーアの霊柩車にサンドラ・ディーがすがりつくシーンには、いつも落涙しています。
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