本日3月21日は、フランソワーズ・ドルレアックの生誕82周年です。
(1942年3月21日生誕 - 1967年6月26日死去)
それを記念して、フランソワーズ・ドルレアックの代表作を紹介しています。

 

『袋小路』(1966)
監督 ロマン・ポランスキー
撮影 ギル・テイラー
共演 ドナルド・プレザンス、ジャクリーン・ビセット

【あらすじ】
外界から遮断された古城で悠々自適な生活を送るジョージとその若い妻テレサ。
しかしテレサはすっかりジョージに愛想を尽かしており、隣の島に暮らす青年と浮気をしている。
ある日、二人の住む古城に何やらワケありの二人組の男たちがやってくる。
この男たちの来訪が次第に平穏な生活を崩壊させていく・・・。



ベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得した作品です。

なお、ポランスキーの前作『反撥』は、妹のカトリーヌ・ドヌーヴを主演に据えた作品で、ドヌーヴ自身が演技に開眼したという作品でもあります。
その『反撥』の次に、姉のフランソワーズ・ドルレアックを主演に据えることになったのは、ドヌーヴから「ポランスキーは女優を生かしてくれる監督である」という太鼓判もあったかもしれません。


ポランスキーという映画監督は、1960年代という時代を体現したような監督です。
ハリウッド黄金期が終わり、イタリアで新しいリアリズム運動が生まれアントニオーニ、パゾリーニ、ベルトルッチが生まれ、1950年代末にフランスでヌーヴェル・ヴァーグが生まれたのを横目に、ポランスキーは、ポーランドから登場し、前衛的な作品を世に送り出しました。
デビュー作の『水の中のナイフ』(1962)は、ヴェネツィア映画祭で入賞し、アカデミー賞でも外国語映画賞を獲得しました。


「想像力の革命」の時代である1960年代に、ポランスキーは型破りな映画を生み続けます。

 

女優たちも、戦前の淑女/貴婦人の美学から遠く離れた、動物のような女性として撮影されます。
それは、BBから始まっていたトレンドですが、一層過激な形でポランスキーは描きました。

この映画でフランソワーズは、床に座りながら食事をし、裸で眠り、夫であるドナルド・プレザンスをコケにしてケラケラと笑います。
その長いブロンドの髪はほとんど束ねられることはなく、絶えず乱れ続けています。

タバコを吸いながら、ワンピースのジッパーを上げるの様子が、実に妖しく、ここに1960年代の映画女優の新しい美学を垣間見ることができます。






















なお、フランソワーズ・ドルレアックは、この作品の翌年『10億ドルの頭脳』に出演後、交通事故で25歳の若さで夭逝します。

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