明日のNHK BSでジェシカ・タンディ主演の『ドライビング Miss デイジー』が放映されます。

9月15日(金)午後8時15分〜9時55分

 

また、先日の9月11日は彼女の没後29周年でもありました。

 

以下に、以前に投稿したジェシカ・タンディの作品を再投稿します:

ジェシカ・タンディは『鳥』の助演役も有名ではありますが、こちらのアカデミー賞主演女優賞獲得を作品を紹介します。

 

『ドライビング Miss デイジー』(1989)
監督 ブルース・ベレスフォード
撮影 ピーター・ジェームズ
共演 モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド

【あらすじ】
元教師のデイジーは買い物に出かけようと勇んでキャデラックに乗り込むが、運転を誤って隣家の垣根に突っ込んでしまう。
それを見かねた息子のブーリーは、母の身を案じ専用の運転手を雇うことにした…。

 


淀川長治によると、ジェシカ・タンディはアメリカでは大変な存在だったとそうです。
「もしもニューヨークのプロードウエイの演劇をごひいきのひとならば、ジェシカ・タンデイを大袈裟ながら芝居の神さまみたいな女優のひとりとでも思ってご存知であろう。」
「ニューヨークで道歩いたら、みんな道をあけるくらいに、あの人、偉いんだよ。」

実際トニー賞を3度獲得していますし、ブロードウェイで初めて『欲望という名の電車』のブランチを演じたのも彼女だとか。
映画も日本ではあまり知られてませんが、主演級は少ないようですが、多くの映画に出演しています。


さて、『ドライビング Miss デイジー』は原作が著名なために、多くの女優たちが興味を示したらしいです。
(キャサリン・ヘップバーン、ベティ・デイヴィス、ローレン・バコール、ルシル・ボール)
製作者は、ベット・ミドラーとエディ・マーフィーのペアも考えていたそうです。

白人の老女が黒人の初老の運転手に心を開いていくという、ややお涙頂戴の傾向がある展開は、いささかあざとさを感じつつも、80歳のジェシカ・タンディの存在には強く心動かされます。

ジェシカ・タンディが親類の誕生日パーティに参加するために、州をまたぐ遠出をするシーンで、ランチ休憩をとっている間に、ジェシカ・タンディの顔が緩み、この映画で初めておだやかな顔を、モーガン・フリーマンに見せる瞬間は、強く印象に残ります。







その他にも、大雪で停電になってしまった冬の朝に、モーガン・フリーマンが定時に家に出勤して、モーガン・フリーマンが持ってきたコーヒーを、ジェシカ・タンディと2人で飲むシーンや、キング牧師の講演をめぐって、「誘うならもっと早く誘ってくれ」とモーガン・フリーマンが不平を言い、ジェシカ・タンディがそれを受け止めるシーンなど、忘れがたいシーンがあります。








老女の映画として『8月の鯨』、『トスカの接吻』などがありますが、そうした系譜に位置づけられる佳作です。












Jessica Tandy

1909年6月7日 - 1994年9月11日
ロンドン生まれ
ロンドンで演技を学び、1929年に舞台デビュー。
1930年渡米、NYでもデビューを飾る。
以降ブロードウェイでは合計3度のトニー賞を受賞。
舞台「欲望という名の電車」初演時のブランチ役は彼女だった。
1932年 映画デビュー。
1989年 アカデミー主演賞を最年長で受賞。
夫は、ヒューム・クローニン

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