来る5月4日は、オードリー・ヘップバーンの生誕95周年となります。
(1929年5月4日 - 1993年1月20日)
 それを記念してオードリーの作品を紹介しています。(過去の投稿の再掲となります)

 

『オールウェイズ』(1989)
監督 スティーヴン・スピルバーグ
共演 リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、ジョン・グッドマン
撮影 ミカエル・サロモン

【あらすじ】
山火事消火の作業中に事故死したパイロットは、青年パイロットの守護霊として現世に舞い戻るが、青年がかつての自分の恋人に恋してしまった事を知る……

 

オードリーの最後の映画作品 --- ちょうど逝去する4年前の作品です。
 

当時、オードリーはちょうど60歳。
その後、比較的短く生涯を閉じるわけですが、最後の映画作品はスピルバーグの大いなる敬意を受けた作品になっています。


白いセーターと白いパンツ姿で、持ち前のスリムな体型で、冥界に入ったリチャード・ドレイファスの髪を切りながら、「あぁ、あなたは死んだのよ~」とにこやかに笑いかける天使役は、オードリーにぴったりです。

 

遺作が『華麗なる相続人』にならなくて良かったです。

『ローマの休日』が、髪の毛を切る話だったことを思うと、そのオードリーが髪を切る役になっているのは感慨深いものがあります。

天界という設定なので、太陽がしっかりと照らしている中なのですが、うまく逆光で捉えており、オードリーの皺があまり目立たないように、そして、髪の毛が光輝くように撮られており、スピルバーグでもちゃんと撮影に気を遣えているのが分かります。














とはいえ、スピルバーグの映画に出てくる女性は、全般的に魅力的とは言い難いです。

可哀想なのは、主演女優のホリー・ハンターです。

 

スピルバーグの映画にしては、珍しく、中心的な役を女性として演じているのですが、もう少しいい脚本を与えられなかったのでしょうか。
酒場で花嫁衣裳を着させられたり、シャンパングラスにビールで祝杯を上げさせられたり...

確かに男の社会の中に、女性が紅一点で紛れ込む場合には、その男性の世界に染まって、わざと露悪的に振る舞うのは理解できるのですが・・・

しかし、映画史では、この作品と同様に、飛行士たちの過酷な環境を舞台にした、ハワード・ホークスの『コンドル』という作品があります。
そこで、ジーン・アーサーは、男社会の中で、スリムなスーツを着て、ピアノを弾きながら、冷酷な男を演じるゲーリー・クーパーと、粋なセリフを交わしつつも、華麗に戦っていました。

それに比べると、残念な出来です。


(スピルバーグは、映画史に一定の役割を果たしたと思いますし、彼がいなかったら、アメリカ映画は落ちるところまで落ちたのかもしれないとは思うのですが、女優は苦手だったようです。それは、コッポラ、スコセッシも同様です。)

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