来る4月23日は、ポーレット・ゴダードの没後34周年となります。
それを記念して、彼女の作品を紹介します。


ポーレット・ゴダード/ Paulette Goddard

  • 1910年6月3日生誕 - 1990年4月23日死没
  • ニューヨーク市クイーンズ区生まれ
  • 父はユダヤ人。両親は彼女が幼い頃に離婚し、母親に育てられる。
  • モデルとして働いた後、1926年に映画デビュー。翌年には舞台にも出演。
  • 1929年にハリウッドに移り、ハル・ローチのスタジオと契約してローレル&ハーディの短編映画などに出演。
  • サミュエル・ゴールドウィンの下、エディ・カンターの作品等に出演するようになる。
  • 1932年にチャールズ・チャップリンと出会い、公私共にパートナーとなる。

 

『モダンタイムス』(1936)
製作・監督・共演 チャールズ・チャップリン
撮影 ロリー・トザロー他

【あらすじ】        
文明という名の機械化の波があれよあれよという間に押し寄せてきた1930年代。
工場で働くチャーリーは、スパナを両手に次々と送られてくるベルトコンベアーの部品にネジを締めていた。
ところが絶え間なく運ばれてくる部品を見ている内に、段々彼の頭がおかしくなっていった……。


ポーレット・ゴダードは、優れたコメディエンヌです。
思えば、1930年代のハリウッド黄金期には、コメディが出来る女優が沢山いたのです。
キャサリン・ヘップバーン、クローデット・コルベール、バーバラ・スタンウィック、ロザリンド・ラッセル、キャロル・ロンバード、ミリアム・ホプキンス...
ガルボでさえコメディを演じていました。

しかし、戦後になると、時代がフィルムノワール全盛になったこともあり、コメディ役者は、やぼったい芸人ばかりが演じるようになり、俳優の演じるコメディが少なくなりました。
(その意味で、コメディの出来る女優マリリン・モンローは貴重な存在でした。)


さて、ハリウッド黄金期の女優たちの役は大きく3つに分かれていました。

貴婦人や淑女の役、娼婦や妖婦の役、そして、可哀想な少女の役。

 

3番目の可哀想な少女の役のカテゴリーには、かのリリアン・ギッシュや、メアリー・ピックフォードが入ります。
『スタア誕生』の主演ジャネット・ゲイナーもそのジャンルでしょう。
そして、ポーレット・ゴダードもそうです。

ポーレット・ゴダードにそうした薄幸の少女役が多かったのは、チャップリンが描く題材が労働者階級の話が多かったことに関係しているかもしれません。
『独裁者』では迫害されるユダヤ人女性を演じましたし、この作品でも、工場で身を粉にして働くチャップリンと共に、ささやかな家庭を持つものの、過去の罪で警察に追われ続けます。

薄幸の娘を演じながらも、コメディエンヌとして人の心を和ませてきたポーレットの存在は、貴重です。

特に『女性たち』で、ロザリンド・ラッセルにキックをするポーレットは忘れがたいものがあります。

 













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