4月15日はクラウディア・カルディナーレの86歳の誕生日でした。
それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介しています。

 

『熊座の淡き星影』(1965)
監督 ルキノ・ヴィスコンティ
共演 ジャン・ソレル
撮影 アルマンド・ナンヌッツィ

【あらすじ】
結婚まもない米国人の夫と共に、NYでの新生活を前に、故郷ボルテッラの実家を訪れたサンドラは、幼い時に父をアウシュビッツの収容所で亡くしていた。
今や屋敷は、再婚後精神を病んだ母と義父のものであり、弟ジャンニが肩身の狭い思いで彼らと同居していた。
姉弟の精神的絆は強固で、別々の寄宿学校にやられそうになった際も二人してそれを頑なに拒んだものだった。
夫アンドルーは次第にその中に立ち入れないものを感じ始める…。

 


『山猫』に続くヴィスコンティの作品です。
これまた貴族の落日を描く映画です。

ここでのクラウディア・カルディナーレは、旧家の娘として登場し、夫がありながらも、弟への愛に苦しむ女を演じています。

『山猫』のときと違い、ここでのクラウディア・カルディナーレを映し出すキャメラがローキーのために、クラウディアの肌は浅黒く映り、そして、白眼が強調されます。
そして、マスカラが厚く塗られた眼は、常に鋭く何ものかを見据えています。
ややへの字の口元を含めて、クラウディアの眼は強く印象に残ります。

それは怒りの表情であったり、苦しみであったりするのですが、独特な表情をクラウディアは見せるのです。
















ふと思うのは、BBからソフィア・ローレン、クラウディアという女優の美学の系譜があるということです。

その3人が体現しているのは、貴婦人や淑女ではなく、良家のおてんば娘のような存在であり、良家に生まれながら、自由に生きることを称揚していることに共通点があるように思います。

ガルボ、ディートリッヒ、バーグマンという流れと対照的です。


クラウディアの場合は、BBやソフィア・ローレンと違って、肌の露出は多くありません。
その代わり、BBやソフィアよりも、山猫や豹のようなイメージに近接しているように思います。

女優を猫に譬えるのは、あまりにも安易だと思いつつ、この作品でのクラウディアは、その怒りの表情は、傷を負った山猫のような印象があります。

近年の女優たち(ペネロペ、JLo、ビヨンセあたりまで含めて)も、猫のような印象があるのですが、クラウディアは彼女たちと違い、獰猛さを持っている気がします。










あまりご存知ないと思いますが、獰猛さが魅力的な女優は、近年ではローラ・スメットが挙げられるでしょう。蓮實重彦は、「存在の素肌のあつかましさ」「その調和を生の条件としては受けいれまいとするネガティヴな獰猛さ」と評しています。

 


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