来る4月15日はクラウディア・カルディナーレの86歳の誕生日です。
それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介いたします。

 

『太陽の誘惑』(1960)
監督 フランチェスコ・マゼッリ
共演 ジェラール・ブラン
撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
脚本 アルベルト・モラヴィア他

【あらすじ】
イタリアのある町。伝統的な上流社会の伯爵や実業家を親に持つ若き御曹司たちは、「王位継承者(ドーファン)」と呼ばれ、高級車を乗り回して遊び呆け、酒と女に明け暮れる無気力な生活を送っていた。
ある夜、彼らはクラブで騒いだ後、女伯爵のケレの邸宅に集まった。
そこで実業家の息子のアンセルモの恋人マリーナが、過度の飲酒で錯乱してしまい、医師のマリオが呼ばれた。
マリオは、母と二人暮らしの娘フェドラのアパートを間借りしている新任の夜勤医師だった。
これがきっかけでマリオはフェドラと同伴で、ドーファンたちのパーティに招かれた。
貧しい暮らしのフェドラは上流社会に憧れを感じたが、マリオは性が合わなかった…

 


1960年、クラウディア・カルディナーレは、『暗殺指令』、『若者のすべて』に続き、更にこの作品に出演します。


この映画は、クラウディア・カルディナーレの瞳で始まり、彼女の瞳で終わる映画です。

脚本としてモラヴィアが参加しているように、貴族階級の退廃や倦怠を描いている作品です。

クラウディア・カルディナーレは、映画の冒頭部において、それを憧れをもって眺めているのが、映画の最後では、諦念をもって眺めます。


それにしても、冒頭のクラウディア・カルディナーレの瞳の美しさ。
夜、灯のついた窓からの光からやや逆光気味に、窓辺に手をつく、クラウディア・カルディナーレが浮かび上がります。
髪の毛には、後光のように光が照らし、彼女の瞳には、街の明かりの反映のように光が小さく見えます。

なんという美しさでしょうか。

『暗殺指令』に引き続き、撮影はジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。
後に、クラウディア・カルディナーレの『ブーベの恋人』『8 1/2』という傑作を撮る撮影監督ですが、いずれも息を吞むような美しさでクラウディアを描いています。

























なお、奇しくも、同じ1960年に撮られたイタリア映画として、アントニオーニの『情事』があり、
この作品から、アントニオーニと女優モニカ・ヴィッティとの愛の不毛三部作が作られることになります。
そこでのテーマもまた、倦怠でした。

 

この『太陽の誘惑』ではモラヴィアが、『情事』ではイタリアの巨匠アントニオーニが、それぞれ美しい女優を起用しながらも、イタリア的な風物にはほとんどキャメラを向けず、倦怠を語っているのです。
 

1960年のイタリアには、何があったのでしょうか。

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