来る4月15日はクラウディア・カルディナーレの87歳の誕生日です。
それを記念して、クラウディア・カルディナーレの映画を紹介いたします。

 

『暗殺指令』(1960)
監督 エンツォ・プロヴェンツァーレ
共演 レナート・サルヴァトーリ
撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ

【あらすじ】
マフィアからニカストロ侯爵の殺害を命じられたシチリアの若い青年アントニオ。
だが、当日の夜、どたんばになって暗殺を思いとどまる。
そこで出会ったのは侯爵の娘グラツィアだった。
グラツィアは姉から邪険に扱われ虐げられており、家を飛び出したグラツィアは本島へアントニオと共に渡った。
アントニオはマフィアの脅威から逃れるため、生まれ故郷の母親の元を訪ねるが、その道中でグラツィアと再会した。
他に身寄りのない彼女は、以前求婚を受けた従兄弟の男爵を頼ろうとしていた。
“名付け親"の伯父に助けを求めるよう母親に言われたアントニオはグラツィアと共にトリノへ向かう。

 


この作品でのクラウディアの美しさには目を見張るばかりです。

登場したシーンでの、やや左方向へ顔を傾けて、投げかける視線の美しさには、視線が釘付けになります。
 

1934年のソフィア・ローレンが、体型を強調した豊かな曲線を特徴としていたのに対し、1938年生まれのクラウディアは、高貴さ、柔らかさ、繊細さを特徴としていました。
クラウディアの視線は、ソフィアより鋭い印象を与えます。

いずれも、荒廃したイタリアとイタリア映画界が、息を吹き返す過程で、その荒廃した大地を潤すかのような、美しさをもっています。
















クラウディアは、貴族の家に生まれているという設定で、それは、後年の『山猫』や『ピンクの豹』を思い出させます。
そこで、クラウディアは、侯爵である父や、姉ロッセラ・ファルクに虐げられており、その不幸を耐え忍ぶ、か弱き存在として強烈な印象を与えます。
そして、ラストシーンでは大きな悲劇が彼女を襲うわけです。
ソフィアが強い意志を持った女性を演じたのと対照的です。









 


撮影監督は、かのジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。
ヴィットリオ・ストラーロと並ぶ、イタリア最高の撮影監督です。
この作品のあと、アントニオーニの『夜』『太陽はひとりぼっち』、そして、ロージーの『エヴァの匂い』という傑作を経て、再びクラウディア主演の『ブーベの恋人』『8 1/2』と傑作を手掛けていきます。

※監督のエンツォ・プロヴェンツァーレは、これが唯一の作品です。

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