本日4月8日は、サイレント期の伝説の映画女優メアリー・ピックフォードの生誕132周年です。
(1892年4月8日 - 1979年5月29日)
それを記念して、彼女の作品をご紹介します。

 

『雀』(1926)
監督 ウィリアム・ボーダイン
共演 ロイ・スチュワート
撮影 チャールズ・ロッシャー

【あらすじ】
南部の沼沢地の農園に、預かった子や孤児を閉じ込めて働かす悪漢グライムズ一家。
最年長の娘モリーは凧を飛ばし、救援を乞うメッセージを送ろうとするが失敗。
ところが、グライムズが誘拐事件に関わって、預かることになった天使のような赤ちゃんが、彼らを解放に導いていく。



メアリー・ピックフォード
Mary Pickford

  • カナダ/オンタリオ州トロント生まれ
  • 7歳より子役として活躍していたが、NYに移りブロードウェイの舞台に立つ。
  • 1909年 グリフィスに認められて映画デビュー。
  • 1916年 プロダクション「メアリー・ピックフォード・カンパニー」を設立。
  • 1919年 グリフィスらと映画の制作・配給会社のユナイテッド・アーティスツ社を共同設立。
  • 1920年 ダグラス・フェアバンクスと結婚。
  • 1922年 ルビッチをハリウッドに招き、『ロジタ』に製作・出演。
  • 1929年 『コケット』で第2回アカデミー主演女優賞を受賞。


1910年代から活躍していた映画女優です。
リリアン・ギッシュと並んで、名前が知られている最初期の映画女優の1人です。
その後、アイリーン・ダン、グロリア・スワンソンが続きます。

リリアン・ギッシュは、フランス系であったのに対して、メアリー・ピックフォードは、アイリッシュ系の血筋であり、素朴な可憐さに特徴がありました。

メアリー・ピックフォードは、ちょうどオードリー・ヘプバーンと、イングリッド・バーグマンを合わせみたいに純情可憐できれいで品があった。
どこにでもいるお嬢ちゃんという感じだから、彼女は最高に人気があった。
「アメリカン・スイートハート」、つまり、「アメリカの恋人」なんて言われた。
(淀川長治)



こちらの作品は、勧善懲悪で、最後に救出(last minute rescue)のある、ご都合主義の映画です。

しかしながら、それのどこが悪いのでしょうか。
私たちは、無意識に社会派の映画を評価し、メロドラマを小馬鹿にする悪い癖に浸りきっています。
ここでは、またもや淀川長治の言葉を引いておきます。

 

なぜこのように人気があったのか。メリーの映画には常に、アメリカの精神の″やれば出来る″、この勇気と希望があふれていたからだった。
(淀川長治)


この『雀』は、正に、そうした「勇気と希望」の物語が、類い稀なメアリー・ピックフォードの可憐さによって、実現されているのです。

ふと、メアリー・ピックフォードとリリアン・ギッシュを観ないで、映画女優について語るのは、恐るべき無知のように思えてきます。






















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