タイトル:
黄金期の女優を再現させようとする女優を演じる女優
本日3月27日はグロリア・スワンソンの生誕125周年です。
(1899年3月27日 - 1983年4月4日)
それを記念して、彼女の作品を紹介いたします。
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グロリア・スワンソン Gloria Swanson
イリノイ州シカゴ生まれ
スウェーデン系の父親とポーランド系の母親の間に生まれる。
14歳の時の叔母に連れられエッサネイ社のスクリーン・テストに合格。
その6ヶ月後にはハリウッドへ赴きマック・セネットと共に“海水着美女”として多くの作品に出演。
1917年にはトライアングル社に移る。
その後セシル・B・デミルに認められ『夫を変へる勿れ』を皮切りに瞬く間にスターに。
1926年には独立プロを設立。『港の女』、『トレスパッサー』でアカデミー主演賞候補となった。
1950年、『サンセット大通り』でカムバック。
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こちらは、グロリア・スワンソンのカムバック作品であり、ハリウッド女優を戯画的に演じた問題作です。
なお、Amazonプライムビデオで無料で視聴可能です。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08KLTSZ11/ref=atv_dp_share_cu_r
『サンセット大通り』(1950)
監督 ビリー・ワイルダー
共演 ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム
撮影 ジョン・サイツ
【あらすじ】
ある日、借金取りに追われていた売れない脚本家のジョーは、サンセット大通りに建つ一軒の寂れた邸宅に逃げ込む。
そこは、サイレント映画時代の伝説的女優ノーマ・デズモンドの住まいだった。
そして、かつての栄光を取り戻すべく銀幕への復帰を目指す彼女は、ジョーに主演作品の脚本を住み込みで執筆させることに。
寝食にありつけるとあってこの依頼を引き受けたジョー...
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51歳のグロリア・スワンソンは、年老いてもなお、エレガントな存在であるというよりも、
過去の栄光にすがる醜悪な存在として描かれ、寒々しいラストシーンとともに記憶されています。
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この映画には、いにしえの名監督エリッヒ・フォン・シュトロハイムがグロリア・スワンソンの執事役として登場し、最後には、自らが監督であった過去まで告白したり、同じくサイレント時代から名監督セシル・B・デミルも登場し、グロリア・スワンソンの時代錯誤ぶりに当惑したりします。
映画の中で、グロリア・スワンソンは、家にミニシアターが備え付けられており、そこで在りし日のグロリア・スワンソンが映し出されます。
そこで、私たちは、リリアン・ギッシュに負けずとも劣らない可憐な姿を観ることが出来ます。
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