本日6月7日は、ジーン・ハーロウの没後87周年です。
(1911年3月3日生誕 - 1937年6月7日死没)
それを記念して、ジーン・ハーロウの映画をご紹介します。
※過去の投稿の再掲です。
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こちらは、ジーン・ハーロウの出世作であり、映画史に残る大作です。
『地獄の天使』(1930)
監督 ハワード・ヒューズ
共演 ベン・ライオン
撮影 ガエタノ・ゴーディオ他
【あらすじ】
オックスフォードの学友、ドイツ人留学生のカールと、ラトリッジ兄弟のロイとモンテ。
ロイは遊び慣れしたヘレンを貞潔な女性と思い込んでいるほどの硬い男で、モンテはドイツ旅行中人妻と不倫したために引き起こした決闘をロイに押しつけて逃げるほど節操の無い享楽主義者だった。
第一次大戦が始まると、兄弟はともにイギリス陸軍航空隊に入った。
一方、ドイツ空軍に招集されたカールは、ロンドン爆撃を命ぜられる…
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アメリカの大富豪が自ら監督した映画で、製作費が史上初めて100万ドルを超えた大作です。
現代で言うと、前澤某やイーロン・マスクが『タイタニック』を撮ったような感じでしょうか。
航空映画であり、本物の戦闘機や爆撃機が多数出てくるだけでなく、伝説の飛行船ツェッペリン号まで出てきます。
しかし、映画としての出来は決して悪くないのが、最盛期のハリウッドの素晴らしいところです。
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製作のはじめは、サイレントで撮影しながらも、途中でトレンドがトーキーとのことで、急遽トーキーに変わった映画です。
当初の女優グレタ・ニッセンの訛りがひどく、抜擢されたのが、まったく無名のジーン・ハーロウだったのです。
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いきなり抜擢されたにしても、ジーン・ハーロウの素晴らしさはどうでしょう。
熱狂の20年代に頭角を現してきただけあって、ジーン・ハーロウには、スターのオーラが早くも出ています。
マリリンのような色香(ゴージャスなブロンドのウェーヴや、背中の滑らかさ)を漂わせながらも、1人のスモールタウンガールの喜怒哀楽が自然体に表現されています。
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この後、クラーク・ゲイブルの見事な共演作3作生んで、1930年代前半の最高のミューズであったのにも関わず、
26歳で夭逝してしまいます。
ある種、早すぎた存在だったかもしれません。
マリリン同様に、アカデミー賞とは無縁の存在でした。
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なお、ハワード・ヒューズを題材にした映画『アビエイター』(2005)では、グウェン・ステファニーがジーン・ハーロウを演じていました。
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