本日2月15日は、ラクエル・ウェルチの没後1周年です。それを記念して彼女の出演作品を紹介しています。
(1940年9月5日 - 2023年2月15日)
『100挺のライフル』(1968)
監督 トム・グライス
撮影 チェチリオ・パニアグア
共演 ジム・ブラウン、バート・レイノルズ
【あらすじ】
1912年、メキシコでネイティヴ・アメリカン"ヤクイ族"の叛乱が勃発した。
ノガレスの町にて討伐軍総督のベルドゥーゴによる大虐殺が行なわれていた頃、銀行強盗をしでかして逃走中のジョーを逮捕すべく、アメリカ警官ライデッカーが町に現れた。
まもなくして2人は共闘し、ベルドゥーゴの部下に父を殺された娘サリータとともに、ジョーが強奪した金で買った100挺のライフルをヤクイ族に渡し、討伐軍との決戦に挑むことになるのだが……。
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ラクエルの主演作品の一部しか観ていませんが、ラクエルのベストは、『女ガンマン・皆殺しのメロディ』かこちらの作品ではないでしょうか。
いずれも、西部劇です。
この作品では、ラクエルは、メキシコ系の闘士として、メキシコ討伐軍総督(ドイツ軍という設定)と戦います。
その同志が、メキシコ系の血が入っているという設定のバート・レイノルズと、アメリカの黒人ジム・ブラウンです。
(ジム・ブラウンは、NFLを引退し、本格的に映画俳優としてのキャリアを歩みだしたところです。)
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ここでのラクエルの美しさは、ハリウッドの黄金期には実現できなかったことの1つではないでしょうか。
(それは単に、1960年代という時代まで、アフリカ系アメリカ人やネイティブインディアンの地位回復がなかったからですが)
ハリウッドのキャメラが、女優のブロンズ色に輝く肌、オレンジがかった金髪を、画面に定着されたことはありませんでした。
そして、充実した撮影が、美しい瞳を妖しく光らせています。
それは、遠く、ジェニファー・ロペスまで受け継がれているのでしょう。
彼女のドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』を観ながら、ふとラクエルを思い出してしまいます。
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