本日3月9日はジュリエット・ビノシュの60歳の誕生日です。
(1964年3月9日生まれ)
それを記念して彼女の作品をご紹介しています。
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今日ご紹介するのは、ビノシュを象徴するような作品です。
『嵐が丘』(1992)
監督 ピーター・コズミンスキー
共演 レイフ・ファインズ
撮影 マイク・サウソン
音楽 坂本龍一
【あらすじ】
父アーンショーに拾われ、連れてこられたジプシーの子ヒースクリフは、ヒンドリー、キャシー兄妹とともに育てられ、特にキャシーとは兄妹以上に仲がよく、一緒にヒースの荒野を駆け回っていた。
しかし父親が死ぬとヒンドリーは、ヒースクリフを虐待するようになる。
そしてキャシーも近くのリントン家の兄妹と親しくなり、兄のエドガーと婚約、するとヒースクリフは行き先も告げずに屋敷を出ていってしまう。
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かの有名な作品、かのキャシーを、ビノシュが演じてます。
ビノシュ以上に、この役に合う女優はいないかもしれません。
フランスのコンセルヴァトワールで演劇を学び、ジャンヌ・モロー、イザベル・ユペールを継ぐ正統派女優であるビノシュにとって、情熱の恋物語は待ち焦がれた役であったでしょう。
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ハリウッドでは、1939年にウィリアム・ワイラー監督、ローレンス・オリヴィエ、マール・オベロン主演で撮られておりますが、ハリウッド絶頂期に、名撮影監督グレッグ・トーランドによって撮られたこの作品と比べるのは、酷な気がしますが、ビノシュといううってつけのキャシーと、坂本龍一の音楽では、拮抗できる仕上がりです。
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なお、ビノシュは、一人二役で、キャシーの娘の役も演じています。
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