本日2月5日は、シャーロット・ランプリングの78歳の誕生日でした。
それを記念してシャーロットの作品を紹介しています。


今日ご紹介するのは、シャーロットの初期作品の1つです。

 

『オルカ』(1977)
監督 マイケル・アンダーソン 

共演 リチャード・ハリス

撮影 テッド・ムーア

 

【あらすじ】

カナダの漁師ノーランは、オスのオルカを生け捕りにしようとするが、誤ってメスのオルカに銛を撃ってしまい妊娠している子供もろとも死なせてしまう。

妻子を失ったオスのオルカは、ノーランの仲間や港の設備を襲う。

交通事故で妻子を亡くした経験を持ち、オルカへの同情を禁じ得ないノーランだが、オルカの復讐による被害は漁村全体に及び、

苦悩しながらも避けることの出来ない対決のため氷海へ船を走らせる。

 


シャーロット・ランプリングの登場シーンの素晴らしさ。

オルカ捕獲に海上へ出ているリチャード・ハリスの船の横へ、ボードが接近し、シャーロットが髪をかき上げて、リチャード・ハリスたちを見上げるのです。

 

暗い海と、全身黒いウェットスーツとは対照的に、白い肌に、利休鼠色の美しい瞳とともに、シャーロットが登場するのです。


このショットだけで、観る者はこの映画に満足してしまいます。

 

オルカを主題にしているので、『JAWS』の二番煎じだとかいう評はありますが、『JAWS』には、---いや、スピルバーグの映画全般には---、残念ながら、魅力的な女性はほとんど出演していないのであって、『JAWS』に勝るとも劣りません。

 

この時期、映画はワイドスクリーンして、空間性を強調したスペクタクルや、演劇的な人物の動きが、映画の重要な語り方になりました。(以前のように3:4のスタンダードサイズであれば、人の顔や、馬などの姿をきれいに収めることが出来たものでした。)

 

ワイドスクリーンの時代だと、左右がスカスカになって、俳優のアップは正直あまり美しくありません。

だったら、横たわらせてしまえ、ということで、ベッドシーンがやたらと増えます。

(無論、有能な監督たちは、ワイドスクリーンに固有の画面作りを成し遂げてきましたが)

 

さて、何が言いたいかと言うと、シャーロットは、アップの女優ではないということです。

その薄い唇や、やや不均衡な2つの瞳、曖昧な唇の形。

そして、不気味な三白眼。

それらは、ローレン・バコールのような完璧な造形とは別のものです。

 

しかし、不思議なことに、シャーロットは、クローズアップは少なく、彼女の不均衡な顔立ちが、気にならならない代わりに、彼女の、細く長く伸びる眉と唇と顎のラインが、美しく画面に刻まれるのです。

 

ドヌーヴが、ブロンドヘアを中心的な価値としながらも、古典的な美女の系譜にあるとしたら、同年代のシャーロットは、まったく古典的な美女ではないのです。

 

(この稿未完)


 





 











 



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