クリスマスですので、ジュディガーランドの作品をご紹介します。
なお、映画批評サイト "Rotten Tomato"の”THE 100 BEST CHRISTMAS MOVIES OF ALL TIME”の第1位にランキングしています。
たまにはレビューサイトも役に立つものです。
『若草の頃』(1944)
監督 ヴィンセント・ミネリ
共演 マーガレット・オブライエン
撮影 ジョージ・フォルシー
【あらすじ】
1903年夏、セント・ルイスに住むスミス一家の次女エスターは、姉のローズたちのように恋人を欲しがっていた。
彼女は隣に越して来たジョンを想っているのだが、なかなか親しくなれなかった。
ある時スミス家で開かれた兄の送別会で、エスターは、ようやくジョンと親しくなり、二人の絆は徐々に強くなっていく。
ところが、エスターたちの父が突然ニューヨークへ転勤を命ぜられ、一家は引越しをする事となってしまう…。
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何とゴージャスなクリスマスムービーでしょうか。
そして、素晴らしいテクニカラー撮影。
むろん、ジュディ・ガーランドの歌も素晴らしいのですが、ここでは、映画の画面について、触れてみたいと思います。
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おそらくテクニカラーで撮られた作品のうち、最も美しい作品の1つであることは間違いないでしょう。
"The Trolly Song"は、映画『ジュディ~虹の彼方に』でも歌われていたので、記憶にも新しいところです。
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とりわけ素晴らしいのは、ジュディ・ガーランドが隣に住むトム・ドレイクと知り合うことになった、パーティのあと、ジュディがトム・ドレイクに頼み込んで、一緒に家の灯りを消してまわるシーンです。
そこで、ジュディとトム・ドレイクの心が接近するのは、よくある成り行きではありますが、しかし、こんなにも、灯りというものが美しく、そして、男女の心をつなぎとめるものだったのかと、感じてしまいます。
縷々書き留めることは無粋なので、そのショットを引用して、筆をおきたいと思います。
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余談ですが、デヴィッド・ボードウェルの『フィルムアート』の表紙になったことも思い出されます。
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なお、Amazonプライムビデオで無料にて視聴できます。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07PQZ5XYT/ref=atv_hm_hom_1_c_TEdR0r_4_9
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ジュディガーランド(Judy Garland):
1922年6月10日生誕 - 1969年6月22日死去
- ミネソタ州出身。父はボードビリアン、母はピアニスト。
- 1929年、姉妹でガム・シスターズとしてデビュー。
- 1935年にMGMと専属契約。
- 『オズの魔法使い』が成功、その後ミッキー・ルーニーと5作品で共演。『若草の頃』、『ハーヴェイ・ガールズ』、『イースター・パレード』により国民的スターの地位を不動のものとした。
- 1943年頃から神経症と薬物のため、入退院を繰り返す。
- 1945年、ヴィンセント・ミネリと再婚。ライザ・ミネリを出産。
- 『ブロードウェイのバークレー夫妻』『アニーよ銃をとれ』の主役を降板。長期入院した。
- 『サマーストック』の撮影時に急激に太ったことでMGMに解雇され、自殺未遂事件を起こす。
- 1950年ヴィンセント・ミネリと離婚。
- 1954年『スタア誕生』で久々の映画出演を果たし大ヒット。しかしオスカー主演女優賞を逃した失意で私生活は再び荒れ、数度の自殺未遂を起こす。
- 1969年、睡眠薬の過剰摂取で死去。自殺とする説もある。
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