本日6月19日のジーン・アーサーの没後33周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。
(1900年10月17日生誕 - 1991年6月19日死没)

 

『コンドル』(1939)

監督 ハワード・ホークス

共演 ケイリー・グラント、リタ・ヘイワース、リチャード・バーセルメス、トーマス・ミッチェル

撮影 ジョセフ・ウォーカー


【あらすじ】

舞台は南米バランカ。

パナマで仕事がなく、船を下りたボニーは、アンデス山脈の危険地帯で命がけで働くパイロット達に出会う。

航空会社を経営するパイロットのジェフに興味を持ち始めた彼女は船には乗らず滞在する事に

そんな時、皆が待っていた新しいパイロットが来るが、その男は昔、ジェフの親友キッドの弟を見殺しにしていたのだ…。

 

『オペラハット』と違い、こちらは掛け値なしの傑作として、映画史に残るでしょう。

『天使たちだけが翼をもっている』という原題も素晴らしいです。

 

爽やかな男たちの友情や、悔恨や許し、男女の粋な関係。

ハワード・ホークスはハリウッドの黄金期を代表する監督だと思います。

フォード、ホークス、ルビッチなどの娯楽映画の天才たちが、1930年代にごろごろしていたのが、ハリウッドなのです。

 

この映画で珠玉のシーンは、ジャムセッションのシーンです。
それまで言い争っていたジーン・アーサーとケーリー・グラントが、音楽を歌い演奏することで、心の距離が近くなるという演出は、御都合主義と見えるかもしれません。

御都合主義こそ、映画の根本条件ですし、御都合主義をエレガントに語ってみせるのが映画作家だと思います。

ジーン・アーサーは粗末な酒場でピアノを弾き、ケーリー・グラントが『ピーナッツ売り』の歌いだし「ピーナッツ!」を大声で歌うだけで、ハッピーで楽しい光景が創出されるのです。

ジーン・アーサーのやや蓮っ葉な雰囲気がぴったりしているように思います。


思えば、ピアノを弾く女優は少なかったように思います。

酒場のピアニストという役は、ジーン・アーサーのやや蓮っ葉な雰囲気がぴったりのように思います。

 





ただ、この撮影中は、ジーン・アーサーと監督のハワード・ホークスとは、あまり関係が良くなかったようです。
ハワード・ホークスは、この映画で出来なかったことを、ローレン・バコールを使って『脱出』でやってみせたと言っています。

















 

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