6月19日のジーン・アーサーの没後33周年を記念して、彼女の作品を紹介しています。
(1900年10月17日生誕 - 1991年6月19日死没)

 

『オペラハット』(1936)

監督 フランク・キャプラ
共演 ジョセフ・ウォーカー
撮影 ゲーリー・クーパー

【あらすじ】
ヴァーモントの田舎町のディーズ氏のもとに、大富豪の遺産が転がり込む。
ディーズはニューヨークの屋敷へ移るが早速金目あての亡者どもが集まってくる。
猛烈な取材ぶりで有名な新聞記者ベイブは行き倒れを装ってまでしてディーズに接近し、彼の記事を書くことに成功する。
ディーズは彼女が本性を隠していると知らずにベイブのことを愛し始めていた……。

 

※リメイク『Mr.ディーズ』(2002) 主演: アダム・サンドラー、ウィノナ・ライダー

 

映画史に残る、フランク・キャプラによる作品です。

フランク・キャプラは、この作品でアカデミー賞監督賞を受賞し、前年の『或る夜の出来事』に続いて、弱小コロンビア映画社に隆盛に貢献したと言われています。

 

主演女優は、はじめキャロル・ロンバードがキャスティングされていたようで、撮影3日前に、キャロルが『襤褸と宝石』に出演することになったため、そこで打ち切りになり、ジーン・アーサーが起用されたようです。

 

※キャロルは、パラマウント映画所属でしたが『襤褸と宝石』ではユニヴァーサルに貸し出されていたようです。

 















 

ジーン・アーサーの新聞記者ベイブ役は、決して悪くはありません。

蓮っ葉な特ダネ記者として、男社会でドライに生きるさまは良く似合っています。

 

そして、ジーンの高い早口の声は、クライマックス近くの裁判所での裁判官への直訴のシーンで、いかんなく発揮されています。

黒いスーツと帽子は、彼女の涼し気な顔によく似合っています。

 





 

なお、ジーン・アーサーの代わりに、後年、ふたたび新聞記者役として、『ヒズ・ガール・フライデー』でマシンガントークを披露するのは、ロザリンド・ラッセルです。

 


 

(同様に、キャサリン・ヘップバーンもまた、大変な早口を売りにしていました。そんな女優の系譜を思い出してしまいます。

 

なお、この映画の原題は「ディーズ氏、街へ行く」というものです。

なぜ「オペラハット」という邦題になったのか、わかりません。


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