本日4月6日のグリア・ガースンの没後28周年を記念して、彼女の作品を紹介します。
(1904年9月29日生誕 - 1996年4月6日逝去, 92歳没)
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グリア・ガースンは、グレタ・ガルボと同じG.G.のイニシャルを持ち、同じMGMでの第2のグレタ・ガルボと言われました。
(なお、スウェーデン出身のドイツの女優ツァラ・レアンダーも第2のグレタ・ガルボを標榜していました)
こちらの作品では、その美貌を堪能できます。
『ミニヴァー夫人』(1942)
監督 ウィリアム・ワイラー
撮影 ジョセフ・ルッテンバーグ
共演 ウォルター・ピジョン
【あらすじ】
イギリス郊外の平和な村にミニヴァー夫人は幸せに暮らしていた。
村の行事でもめたことをきっかけに、長男ヴィンはキャロルと知り合い、恋におちた。
やがて第二次大戦が勃発し、ヴィンの航空隊への入隊をきっかけに、二人は正式な婚約。
不安な日々を送るうち、突然の悲劇が一家を襲った…。
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アカデミー賞主演女優賞を受賞した作品です。
なんという、エレガンスでしょう。
写真だけで、言葉は要らない気がしてしまいます。
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この作品は戦時中に製作されたこともあり、戦争や兵士というモチーフが前面に出ており、そこでミニヴァー夫人ことグリア・ガースンは、良妻賢母を演じております。
グレタ・ガルボが演じたような娼婦役や、不倫妻役ではなく、恋愛に翻弄されるような際どさとは無縁です。
しかしながら、この作品の捉えている彼女のいきいきした様子、とりわけ、バラの品評会での出来事、息子に恋人が出来たことで見せる満面の笑みには、ハリウッド絶頂期の女優の映画の素晴らしさがあります。
グレタ・ガルボが引退しようとしているときに、ちょうどグリア・ガースンが売り出されたのは、分かる気がします。
(なお、ガルボは、この映画の前年の1941年に引退しています)
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この撮影の素晴らしさは、あのジョセフ・ルッテンバーグによるものです。
彼は、以下の傑作を手掛けている、ロシア生まれの名匠です。
- ヴィヴィアン・リー主演『哀愁』
- キャサリン・ヘップバーン主演『フィラデルフィア物語』
- イングリッド・バーグマン主演『ガス燈』
なんと、グレタ・ガルボの最後の作品『奥様は顔が二つ』もジョセフ・ルッテンバーグによるものです。
グレタ・ガルボの最後の作品の撮影監督が、グリア・ガースンの代表作を撮っているのです。
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ところで、彼女の眉毛の美しさは、ふと同じ英国女優のヴィヴィアン・リーを思い出させます。
この時代の女優の特徴でしょうか。
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