5月4日は、オードリー・ヘップバーンの生誕95周年でした。
(1929年5月4日 - 1993年1月20日)
 それを記念してオードリーの作品を紹介しています。(過去の投稿の再掲となります)

 

今日ご紹介するのは、オードリー50歳の作品です。これが最後の主演作品となります。

 

『華麗なる相続人』(1979)

監督 テレンス・ヤング 

共演 ベン・ギャザラ、ジェームズ・メイスン、クラウディア・モーリ、イレーネ・パパス、ミシェル・フィリップス、モーリス・ロネ、ロミー・シュナイダー、オマー・シャリフ

撮影 フレディ・ヤング

衣裳 エンリコ・サッバティーニ
 

【あらすじ】

大手製薬会社社長が登山途中で事故死、娘エリザベスは会社を相続し父の言いつけである株の譲渡禁止を頑なに守り続ける。

しかしそれを良く思わない兄弟達。

やがて殺人事件が起こり彼女もまたに何者かに狙われていく……。

 

前作の『ロビンとマリアン』で、オードリーは、ついにハリウッドを離れ、デビューしたイギリス映画に帰ってきました。

 

本作では西ドイツと米国の合作であることもあり、オードリーは『いつも2人で』のように、世界中を移動します。

映画はアルプスでの製薬会社の社長の死から始まり、ニューヨーク、チューリッヒ、ポーランド、イタリアと、世界中にロケを移します。
(アルプスやチューリッヒと言えば、オードリーがスイスを愛していたことが思い出されます)


 

共演者も、ドイツ人のロミー・シュナイダーはさておき、アラブ系のオマー・シャリフ、ギリシア系のイレーネ・パパスまで登場します。

※イレーネ・パパスは、正統派ギリシア演劇人であり、映画スターであり、歌手です。
 映画は『その男ゾルバ』をはじめ数多くの作品に出演しております。

 近年では、オリヴェイラの傑作『永遠の語らい』にも出演し、「Neranzoula」という曲で素晴らしい歌声も披露していたことが忘れられません。(「Neranzoula」は、かのヴァンゲリスとの共作です。)

 しかし、この作品でのイレーネについては、コメントを差し控えます。

 

この作品は、オードリーが、ただただ耐えている映画と言えましょう。

 

オードリーがこの作品の企画にあまり乗り気ではなかったのは、よく知られています。

監督が、オードリー最良とも言える傑作『暗くなるまで待って』のテレンス・ヤングだったので、断りきれなかったのかもしれません。

原作がベストセラー作家によるものだったとはいえ、オードリーにふさわしい題材かどうかは微妙です。

 









 

それでもやはり、オードリーの細みの立ち姿の佇まいの美しさは、やはり素晴らしいと言えましょう。

 

白いブラウスに、黒の薄手のニットの姿。

 




または、秘書が彼女の身代わりのように殺され、そのショックで涙を流しながら、刑事の尋問に答えるシーン。

その凛々しさ。

 

 

それは、オードリーが『シャレード』で、夜のセーヌ河クルーズの際に、ケーリー・グラントからさりげなく愛を告白され、ナイフとフォークの手を止めたオードリーを思い出させます。

そのときも黒いドレスでした。

 

オードリーは、ジヴァンシーの華麗なイメージが極めて強い女優ですが、実は、装飾性が少ない黒の服を纏ったときの、存在感や瞳の動きに、深い味わいがあります。

 







#映画好きな人と繋がりたい
#洋画好きな人と繋がりたい
#女優好きな人と繋がりたい 
#女優さん好きな人と繋がりたい
#女優好きさんと繋がりたい
#女優  
#女優志願
#エレガンス
#ハリウッド女優
#オードリーヘップバーン
#オードリーヘプバーン
#華麗なる相続人

#cinemaclassic 
#classicmovies 
#vintagemovie
#hollywoodlegend
#oldhollywood
#vintagehollywood
#actress
#elegance
#actrice
#audreyhepburn

#bloodline